パッケージ
BlackSite: Area 51公式サイトへ
レビューを書く
海外での評価
61
Powered by metacritic
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[E3 2007#12]ハードコアなのにライト感覚なアクションゲーム「Blacksite:Area 51」が遂に一般公開
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2007/07/12 22:07

ニュース

[E3 2007#12]ハードコアなのにライト感覚なアクションゲーム「Blacksite:Area 51」が遂に一般公開

 E3 Summitにおいて,スクワッド(分隊)ベースのFPS「Blacksite: Area 51」の詳細が,次々と明らかになった。
 Midway Entertainmentは,7月11日にFairmont Hotel会場にてプレスカンファレンスを開催。Midwayのオースティン支部でクリエイティブ・ディレクターを務めるHarvey Smith(ハービー・スミス)氏によって,同作のデモが披露された。


Midway Austinを率いるクリエイティブ・ディレクター,ハービー・スミス氏。ThiefやDeus Exなどをデザインしてきたノウハウで,Area 51シリーズに新たな魅力を注ぎ込む
 スミス氏は「Thief」「Deus Ex」など,日本では「ION Storm社のWarren Spector(ウォーレン・スペクター)作品」として知られる“いぶし銀”のアクションアドベンチャーゲームを陰で支えてきた,実行部隊のキーマンである。スペクター氏がプロデューサーとして,ストーリーやゲームの流れ/リズムなどを総括する一方で,彼は現場レベルでデザインを請け負っていた。
 ION Storm解散の後,スミス氏はスペクター氏のJunction Point Studiosには参加せずMidway Entertainmentに移り,今では同社の支部で開発される多くのプロジェクトを見守る立場になっている。そんな彼の最新作が,Blacksite: Area 51というわけである。

 Blacksiteの副題からも推察できるように,これはJohn Romero(ジョン・ロメロ)氏がMidway所属時代の2005年にプロデュースした「Area 51」の続編である(さらに突き詰めていくと,1995年にアーケードゲームとしてリリースされた同名の3Dゲームに行き着くらしい)。先述したとおり,BlacksiteはUnreal Engine 3を用いて開発が進められており,かなり見ごたえのある作品に仕上がっていそうだ。


 Blacksiteのデモで紹介されたのは,Rachelという町のマップを,4人組のデルタフォースのリーダーとなったプレイヤーが調査するというシチュエーションだった。ちなみにゲームのストーリーは,その設定から数年前に遡った,イラクでの大量破壊兵器を探索する場面から始まり,徐々に異変が起こっていく様子を描いているという。

 本作の特徴として挙げられるのが,“ワン・ボタン システム”と呼ばれる簡略化されたコマンド(命令)/アクション操作である。カーソルを目的地に合わせるだけで,場所や状況に応じた行動を,NPCの隊員達が行ってくれる。道路上での移動や,オブジェクトの後方でのカバーはもちろん,ドアにカーソルを合わせるとドアを開けて突入していくし,ドアがロックしていれば,自動的に解除法を試してくれるという。
 実際のデモでも,ロックされていたドアの横の窓ガラスを叩き割り,腕を差し込んでドアの鍵をアンロックするという一連の動作を,ワン・ボタン システムによって操作されたNPCが行っていた。

 またNPC隊員は,“モラル システム”によってその行動が変化する。これは,NPC隊員達のモラル(士気)が状況に応じて変化するというシステムで,例えばプレイヤーがヘッドショットを連発していると,モラルが上昇してNPC隊員が強気な行動を見せる。しかしNPC隊員が負傷すれば,彼らは臆病風に吹かれて積極的な行動を取らなくなるのだ。
 モラルの変化は,彼らの表情や言葉使いにもリアルタイムで反映され,モラルが高ければ拳を振り上げて仲間を鼓舞し,モラルが低ければ泣き出しそうな顔になるそうだ。



 スミス氏の説明によると,Blacksite: Area 51には,キャンペーンごとにさまざまなボスキャラクターが用意されており,中には全長40メートルはあろうかという巨大ミミズのようなモンスターも登場するという。デモでは,「Half-Life 2」のアントライオンのような巨大生物との戦闘も見られた。

 なお,本作にUnreal Engine 3が採用されていることは説明したが,さらにMidway Entertainmentが「John Woo's Stranglehold」のために開発した,Massive Dテクノロジーも盛り込まれる予定とのこと。これは,例えば機関銃で撃たれたセメントの柱が,破片を飛び散らせながら徐々に破壊されていくようなエフェクトを,Unreal Engine 3のレンダラーとAgeia PhysXの物理エンジンに上乗せする形で強化したもの。実際にその効果を見てみないことには何とも言えないが,額面通りに受け取るならば,かなり迫力のある戦闘シーンが再現されそうだ。

 Blacksite: Area 51は,つい最近までほとんど情報が公開されてこなかったが,スミス氏によると,開発は順調に進んでいるそうだ。発売予定時期は9月,デモ版のリリース予定時期が8月とのことなので,本作に注目している人はもうしばらくの辛抱だ。(ライター:奥谷海人)





  • 関連タイトル:

    BlackSite: Area 51

  • 関連タイトル:

    Area 51

  • この記事のURL:
AD(最終更新日:2022/12/17)
Blacksite: Area 51 (輸入版)
Software
発売日:1970/01/01
価格:¥7,865円(Amazon)
amazonで買う
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月12日〜11月13日