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プレス懇親会で明かされたゲームオンの新作「PI STORY」。ゲームを一緒に完成させる「スターティングメンバー」の募集を発表
懇親会は,ゲームオン 常務取締役 オンライン事業本部長 椎葉忠志氏の挨拶で始まり,本作のサービス契約を結んだ経緯などが語られた。氏によると,発表自体は2007年1月だったが,2006年4月頃からアドバイスなどを行っていたという。当初は,あくまでも個人的なつながりで携わっていたのだが,短期間のうちにゲームを改善させていくNCONY Enterpriseの開発力と,ゲーム自体の魅力に惹かれ契約に至ったという。現状で確定はしていないが,2007年中の正式サービス開始を考えており,夏頃にはオープンβテストを行えるのではないかとのことだ。
ゲームの説明は,本作のゲームディレクターを務めるチェ・ヨンマン氏によって行われた。
本作は,タウン,ダンジョン,ハウスという三つのパートに分かれている。タウンは,ゲームにログインしているプレイヤーが集う場所で,ここで仲間を集めダンジョンへと向かう。ダンジョンに入るとアクション要素の強い横スクロールに切り替わり,8人まで同時に冒険が楽しめる。デモプレイでは魔法を使っているシーンがあり,このときは呪文の名前を直接打ち込むことで発動していた。パッと見は使いづらいように思えたが,これは呪文の詠唱時間を表現しているとのことで,ショートカットキーに登録し,簡単に使える魔法も別に用意してあるという。
そして,ハウスはプレイヤーがゲーム内に持てる家のことで,プレイヤーはここに人を呼んだり,飾りつけたりして楽しめる。ハウスには家のほかに“庭”のようなフィールドもあり,ここで釣りやガーデニングも行えるという。また,ハウスNPCというキャラクターがおり,プレイヤーはこのNPCを通じてアイテムを買うことができる。このNPCには露店機能もあり,売りたいアイテムをNPCにセットしておけば,ほかのプレイヤーが来たときに自動で売ってくれるとのこと。
また,ダイアリーシステムと呼ばれるものの説明も行われた。これは,ブログのようなものが作れるシステム。ゲーム中に撮ったスクリーンショットが自動的にサーバーにアップされ,本作のプレイヤー以外の人も閲覧できる。画像アップ時にはレタッチを行うことや,コメントを付けることができ,その名前が示すとおりに,プレイ日記的なものが簡単に作れるという。
詳細は明日(4月27日)あらためて発表されるが,本作のティザーサイトが4月27日正午にオープンする予定だ。そして「PI スターティングメンバー」の募集が開始される。
このスターティングメンバーは,応募者の中から100名が選ばれ,5月下旬に本作を先行体験できる。ただ,先行体験といっても,これはクローズドβテストに相当し,広く意見を集め,ゲームに反映させるのが目的。日本人プレイヤーの意見を取り入れ,その後のステップである,オープンβテスト/正式サービスを迎えたいとのことだ。
本作の開発は韓国で行われているが,正式サービスの開始は日本が最初になるという。共同開発の契約こそ結んでいないが,ゲームオンも開発に深く関わっている。この状況を考えると,先行体験での意見はゲームに反映されやすいだろう。日頃オンラインゲームをプレイしていて,自分が遊んでみたいゲームのイメージなどがある人は,先行体験に参加してみてはいかがだろうか。詳細は,明日オープンするティザーサイトで確認しよう。
本作は,ゲームオンが提供している既存タイトルとは,その成り立ちからいって大きく異なり,日本人をターゲットに開発が進められている(開発の場所こそ韓国だが)。まだ開発中で日々進化しているということで,ゲームの仕様だけでなく,サービス形態など,不明な点も多い。続報が入り次第お伝えするので楽しみに待っていてほしい。(noguchi)
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PiStory
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