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[G★2006#51]逆風のなかで攻勢に出る,Nexonとそのブース
出展作品は,プレイアブルだけで11本。これにステージ発表やムービー出展のみに留まる4本が加わることを考えれば,確実に出展メーカー中最多のタイトル数だ。試遊台の数も,「マビノギ」「メイプルストーリー」「Kart Rider」といった定番筋と,「Koong Pa」「ナナイモ」といった対象の広いカジュアル系のうち新作では,だいたい7〜8台,「九龍争覇」や「ルニア戦記」「WarRock」を含むそのほかのタイトルは,3〜4台ずつ用意されていた。
週末に入って,小中学生や親子連れの来場者も増え,とくにKart RiderやKoong Pa,そしてメイプルストーリーの試遊台列には,子供の姿が目立つ。対してマビノギやルニア戦記では,女性ないしカップルがプレイしていることも多かった。
昨年のブースとて十分に大きなものだったのだが,今年のブースの特徴をまとめるなら,スタイリッシュないしプレステージ志向といったところ。黒い鎧戸のような金属製部材と,ブース側面を外と仕切るガラスの組み合わせはそれだけでシャープな印象を与えるほか,ステージ側面にまで小じゃれた飾り絵と電飾があしらわれている。ブース内を照らす照明も,比較的小型のものを多数設置して光を均等にするという,なかなかの高級志向だった。
すでにお伝えしたとおり,Nexonはこのタイミング――G★初日に会場でグローバル戦略発表会を開催,北米法人の設立と,MTVを傘下に持つことで知られるアメリカの巨大メディアグループViacomとの提携などを発表した。北米市場展開と同時に,オンラインゲームと放送メディアのパートナーシップが謳われたのである。
そしてネクソンジャパン広報の話によれば,今回のブースのテーマは「放送と連携された新しい展示文化の創出,見て楽しめる展示会。現場でイベントを生放送する新しい展示トレンドを追求」というものだ。これが巨大メディアとの提携と,同一の戦略のもとに立案された,Nexonの新しい自己表出の形であることは,まず間違いあるまい。
Nexonが世界の消費者と投資家を意識したとき,次の一手として考えたのは放送メディアの活用ないし,放送コンテンツとの融合だった。かつてポータルビジネスで韓国オンラインゲーム市場を席巻したのと同じく,もしかするとオンラインゲーム業界にとって,2006年が大きなターニングポイントとして思い出されるような日が,やがて来るのかもしれない。(Guevarista)
- 関連タイトル:
マビノギ
- 関連タイトル:
メイプルストーリー
- 関連タイトル:
カートライダー
- 関連タイトル:
KoongPa
- 関連タイトル:
Nanaimo
- 関連タイトル:
九龍争覇
- 関連タイトル:
WarRock
- 関連タイトル:
ルニア戦記
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