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[G★2006#21]次世代FPSを標榜する「Huxley」,メディアセッションを通じて進捗状況が公開に
セッションでは,Huxleyの開発総括プロデューサーである姜基宗氏が,PC版/Xbox 360版を直接プレイして,同作の概要を紹介。また次期作ローンチングチーム長のNoh, Kwang Pyo氏が,同作に関する今後のスケジュールと,Webzenが掲げる目標をプレゼンテーションした。
なお,Xbox 360版の展開については,PC版よりも若干先送りにするとのこと。PC版と比べ,オンライン経由でのアップデート作業が容易ではないコンシューマゲーム機では,作品の完成度/安定性を可能な限り高めてから勝負をかけたいというのが,その理由といえよう。
韓国の次に,北米/ヨーロッパ市場での展開を予定している点については,全世界のオンラインゲーム市場の約50%を占めているアジア市場の成長が,ここのところ若干鈍化してきている一方,北米/ヨーロッパ市場は加速度を増して成長してきているからだという説明があった(韓国では,オンラインFPS市場の規模は,2007年度に8000億ウォン規模まで成長すると予測されている)。
姜基宗氏の説明によると,Huxleyのキャラクター成長システムは,キャラクターのステータスやアビリティが上昇していくのではなく,使用できる武器/防具類の種類が増えていき,結果として行動範囲の拡張に結びつくのだという。具体的には,レベルアップ時に得られるポイントを利用して,より優れた武具を所持/使用できるライセンスを取得することで,キャラクターを強化していくようだ。同作にはそれに加え,多彩なスキルが用意されているので,キャラクターの成長ルート/戦闘スタイルのバリエーションは,かなり充実したものになりそうだ。
なお,Battle Zoneで楽しめるモードのうち,最もオススメなのは,SQUADモードとのこと。これは一人のリーダーと3人のメンバーがチームを組み,相手チームの撃破を目指すという,チームワークと戦術手腕が問われるモードだ。
また同作には,MMORPGではお馴染みの「クエスト」システムも導入されている。単にNPCを倒しまくるのではなく,報酬を得るための戦闘をソロ/パーティプレイで楽しめるようだ。上級者と初級者が一緒にプレイできるようなクエストもあり,プレイヤーの実力差によるすれ違いや,トラブルなどを防止する意図があるのだろう。
「Mu Online」(邦題 ミュー 〜奇蹟の大地〜)以降,目立ったヒット作を生み出せずにいるWebzen。Huxleyが起死回生の切り札となるかどうかはまだ判断できないが,その挑戦的な作風からは,大きな可能性が感じられる。(Kim Dong Wook)
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