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[韓国ゲーム事情#665]韓国mGameの音楽ゲーム「Pop Stage」
韓国mGame, オンラインリズムアクションゲームの新作タイトル「Pop Stage」のαテストを実施(2007/2/19)
Text by Kim Dong Wook特派員
本作は,以前[韓国ゲーム事情#616]で少しだけ触れたことがあるが,2006年10月に行われた韓国mGameの発表会でその存在が明らかにされた。
ShowCase Testについては,2月15日から19日まで,Pop Stageのティザーサイトを通じ,合計999人のテスターが募集された。
Pop Stageは,その特徴として,既存のダンス系のオンラインゲームとは異なる“音楽ゲーム”ということだ。本作の開発チームによれば,「プレイに反応速度を求められる既存のダンスゲームとは違い,誰でも音楽を容易に演奏できる」という点を強調している。なお,音楽ゲームに不慣れな人がかんたんに楽しむモードのほか,音楽ゲームに慣れた人向けには,別途“マニアモード”が提供されるとのことだ。
そのほか,Pop Stageでは,同ゲームのためだけのオリジナル楽曲を採用している。現在50曲以上のオリジナル楽曲が制作され,年間では100曲以上が追加される予定だ。なお,韓国mGameでは,Pop Stageに新曲を提供するためだけの楽曲制作チームを立ち上げている。
これは,実際のヒット曲を採用するための手続きやライセンス費用などを節減する目的だけでなく,ゲームの著作物から逆にCDなどをリリースする,というもくろみもあるのかもしれない。
Pop Stageでは,既存のダンス系オンラインゲームとは異なる方向性をうたっているが,画面の演出面においてはダンスも取り入れている。モーションキャプチャによる500種類以上のダンスアニメーションの組み合わせで,かなり派手なダンス演出がなされるようだ。10か所以上のキャラクターパーツ(服装/アクセサリなど)を交換できるアバターシステムも用意される。
今回の発表では,今後のスケジュールなどの詳細は明かされなかったが,“既存とは違う”音楽ゲームを標榜するPop Stageがどのような作品になるのか,今後も注目したい。
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Pop Stage
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