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ゲームオン,「SiLKROAD ONLINE」のヨーロッパマップ「Fantasy Odyssey」を7月26日にスタート
説明会では,ゲームオン SiLKROAD ONLINEシリーズプロデューサー 池亀泰宣氏によって概要説明が行われた。本作は,同社がサービス中の「SiLKROAD ONLINE」のヨーロッパ版的な存在となり,異なるMMORPGながらSiLKROAD ONLINEとの間で,キャラクターの行き来が可能という。Fantasy Odysseyでは,中国の長安とコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)を繋ぐマップが用意される。長安から始まり中央アジア,小アジアを経て,現実世界では小アジア半島に存在するコンスタンティノープルが,本作では東欧の構成要素として登場。各地域の雰囲気はSiLKROAD ONLINEとはまったく異なり,建造物なども文化的な特徴が出ている。
また,トロイ戦争で有名な「トロイの木馬」,ユピテル神殿(ゲーム内ではユフィテル神殿),「クレオパトラの門」といった実在した建造物も再現されている。紀元前のものが混在しており,時代設定的にはおかしいのだが,各地域の一般的なイメージを優先させたということだ。
基本的な操作方法や商人/盗賊/ハンターによる「三項対立システム」,「闘神モード」などはSiLKROAD ONLINEと同じだ。だが,本作のほうがモンスターが強くなっていたり,パーティを組んで戦っているときにだけ登場するモンスターが用意されていたりと,パーティプレイ向けにデザインされている。強力なスキルを狙ってくるといったように,モンスターのAIも変更されており,SiLKROAD ONLINEとは違った戦い方が必要になる。
また,SiLKROAD ONLINEとFantasy Odysseyで作られたキャラクターでは,装備品が異なっており,SiLKROAD ONLINEで育てられた高レベルキャラクターから,強力な装備品を譲り受けることはできない。ただし,回復薬といった一般アイテムは共通なので,これらを中心に商売をすることになるだろう。
本作は新たなMMORPGではあるが,SiLKROAD ONLINEをプレイしている人にとっては,大型アップデートとして捉えられるという二つの側面を持っている。アップデートによって新マップが追加された場合は上級者向けということが少なくないが,本作の場合はスタート地点であるコンスタンティノープル付近に棲息するモンスターのレベルが低く設定されているなど,これからゲームを始める人も問題なく楽しめるだろう。
また説明会では,現在SiLKROAD ONLINEをプレイしている人を対象としたテストが行われることも明らかにされた。7月上旬予定ということだが,本作の正式サービス開始日が7月26日と予定されていることを考えると近日中に行われることになるだろう。すでにSiLKROAD ONLINEをプレイしている人は,いままでとは雰囲気がまったく異なるマップでの冒険を一足先に楽しもう。(noguchi)
- 関連タイトル:
Fantasy Odyssey
- 関連タイトル:
SiLKROAD Revolution
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