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潜水艦シム「Silent Hunter 4」のスクリーンショット48点を掲載
何はともあれ,今作で驚くべきはグラフィックスである。海面の描写は,歴史の長い本シリーズで初めて本格的にプログラマブルシェーダを活用した美しいもので,朝日夕日の映り込み,そこでうねる波頭などは,実に近年のPCゲームタイトルらしい見映えとなっている。また,こちらはもっぱら描画負荷の問題になるのかもしれないが,船体の描写には法線マップが利用でき,オプション設定でオン/オフを切り替えられる。Silent Hunterもしずしずと,DirectX 9の領域に進出したわけだ。いや本当のところ,DirectX 10の時代がどこまで間近に迫っていようとも,そんなことは海に潜りっぱなしの私が知るはずもないわけで……。
■三直制の再現など,システム的なリアリティもアップ
同様に,艦隊司令部からの指示や,索敵結果についての無線連絡も,かなり順当に改良されたようだ。ミッション進行中にも刻々と日本軍の動静が伝えられ,敵艦艇/船団の動向も,明確に無線連絡の形で入ってくるようになった。
潜水艦各部,各部署の機能と指示については,画面左下に配置されたアイコンに集約された。例えば「潜望鏡」部署を選んでから,倍率の高い攻撃用潜望鏡の前に移動し,同時に昇降を指示しておくといった具合だ。先ほど例に挙げた乗組員の配置であれば,「総員戦闘配置」「修理班の活動開始」といったアイコンも用意されていて,当直体制を崩さないまま,あるいは随時必要部署に人員を配置し直しつつ,仕事をさせる形だ。
■レーダーで堂々と敵船団を探す潜水艦って……
まだあまり長く触れていないため,プレイによってキャンペーンの展開がドラスティックに変わるという部分については深くコメントできないが,第1ミッションでいきなり「ちょっくら東京湾に潜入して来いや」と命じられたり,瀬戸内海を舞台としたショートミッションで「呉軍港に停泊中の戦艦大和を沈めて日本軍に心理的ショックを与えろ」とか言われたりする。まったく,余裕にもほどがあるよなあ……。
航洋型潜水艦の艦長らしく,ときに日本海軍の強力な戦闘艦に戦いを挑む本作は,日本人の目から見ると,しばしば敵機/敵艦が魅力的なモチーフだったりもするわけで。いやまあ意外にいつもどおり,沈めたり沈められたりしちゃうんですけどね。(Guevarista)
■「Silent Hunter 4」序盤のSS集は「こちら」
- 関連タイトル:
Silent Hunter 4: Wolves of the Pacific 日本語マニュアル付英語版
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