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[GDC2008#15]ついにマルチプレイの存在が明らかにされた「Fable 2」。クエストも次々と増え,前作の欠点を克服
今年のGDC08では,2月22日(現地時間)にFable 2に関する講演が予定されているが,それに先駆ける形で,会場近くのホテルの一室でプレゼンテーションが行われたので,その内容をお伝えしよう。
続いてCo-opモードの説明が行われた。Fable 2はシングルプレイRPGなのだが,インターネットを介し友達と協力プレイができる。Co-opモードは,二人のうちどちかがホストなり,もう一方の友達をゲーム内に招く形で行われる。クライアント側のキャラクターはホストキャラクターからあまり離れて行動できないので,二人のキャラクターは基本的に一緒に行動するのだ。
また,プレゼンテーションでは,主人公キャラクター(女性)に家族がいる設定になっており,クライアント側のキャラクター(男性)を連れて家に帰るところを見せてもらえた。女性キャラクターが家に帰ると,そこには帰りを待ちわびた子供と旦那がいたのだが,旦那が近づいたときに,男性キャラクターが旦那を銃で撃ってしまった。Molyneux氏は,ニコニコと笑いながらプレイしていたが,こんなことまでできる自由度の高さも本作のウリの一つなのだという。
また,主人公キャラクターはいくらでも子供を作れるとも言っていたので,遊び方次第ではテレビドラマ「天までとどけ」のような大家族も持てそうだ。さらに,子供達はゲーム内の時間経過に伴い成長するので,親の苦労がゲーム内で分かるかもしれない。だが,年齢的な成長スピードは,ゲーム内の時間経過に完全にリンクしているわけではなく,若いときは早く歳を取り,ある程度の年齢になるとほとんど歳を取らなくなる。老衰で死んでしまうという,RPGの主人公らしからぬ事態は起きないようだ。
「こちら」の記事にあるように,本作ではゲーム内に登場するあらゆるものが売買の対象になり,家やお城も購入できる。そしてそういったものを購入すると,いくつかクエストが増える仕組みになっているという。詳しくは説明されなかったが,メインストーリーをクリアしたあとも,さまざまなクエストをクリアするという楽しみがあるようだ。前作で指摘された,自由度が高いわりに,やることが少ないという欠点は克服されそうだ。
Fable 2はイベントごとに情報が小出しになっており,待っている側としては,かなりやきもきさせられる。今回は10分ほどのプレゼンテーションだったが,2月22日(現地時間)予定されている講義は1時間。今回よりも詳細な内容が明かされる可能性が高いので,これまたやきもきさせてしまって申し訳ないが,続報を待っていてほしい。
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Fable II
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