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[GC 2006#112]めったに見られない「Enemy Territory:Quake Wars」の直撮りプレイムービー(高解像度版)を4GamerにUp
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印刷2006/09/08 16:53

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[GC 2006#112]めったに見られない「Enemy Territory:Quake Wars」の直撮りプレイムービー(高解像度版)を4GamerにUp

 「Enemy Territory: Quake Wars」は,「Quake」シリーズの世界観を背景に「DOOM 3」のグラフィックスエンジンを使って描かれる,マルチプレイに特化したFPSだ。本作のデベロッパであるSplash Damageは,id Softwareが2001年に発売したFPS,「Return to Castle Wolfenstein」の続編「Enemy Teritorry」(ET)の開発を手がけたメーカーだ。しかし,ETは「シングルプレイに問題がある」として発売されず,完成していたマルチプレイ部分だけがフリーソフトとしてリリースされた。このETが大人気になる。無料というせいもあっただろうが,単純な撃ち合いばかりでなく複雑な戦略性が要求されるゲーム性や,個性的な兵科など,ゲームとして非常によく出来ていたのだ。欧米だけでなく,日本でのプレイヤー数も多い。
 2005年のE3で突然発表された「Enemy Territory: Quake Wars」は,ETの高いプレイアビリティはそのままに,その舞台をQuakeの世界に移したものだった。ドイツ軍とアメリカ軍の戦いを凶悪なエイリアンStrogg(ストログ)と地球防衛軍(Global Defence Force)との戦いに置き換え,それをDOOM 3のグラフィックスエンジンで表現したものだ。
 とはいえ,制作発表以来,出てくる情報は非常に少なく,スクリーンショットやムービーが限られたサイトからわずかに発表される程度だった。その年のQuakeConでもほとんど触れられることがなかったと記憶している。
 そんな状況がやや変わったのは2006年のE3からだ。E3開催直前に行なわれたプレスカンファレンスでは,そのルールや兵科の詳細などが,またパブリッシャであるActivisionのブースでは,来場者に実際にマルチプレイ対戦を行なわせてくれたのだ。しかし,相変わらず情報についてのガードは固く,いずれも撮影は厳禁。公式サイトにも掲載されているプロモーションムービーの撮影だけが許されていた。
 これまで明らかになったルールやゲーム内容については稿を譲るが,したがって,今回GCで撮影したプレイムービーは,おそらく日本のゲームメディアとしては初のものとなるだろう。



 お伝えしたように,これはGC会場のActivisonブースで行なわれていた来場者による対戦イベントを撮影したものだ。プレイしているのは4Gamer取材班ではなく,対戦を盛り上げるために加わっていたSplash Damageのスタッフであり,「だから」というのも悲しいが,さまざまな兵器を使いこなし,スピーディな展開を見せてくれる。新技術である「メガテクスチャ」を活用した美しい地形描写は,これがDOOM 3と同じエンジンを使用しているのかと思わせるほどだ。
 内容としては以前掲載したものと同じだが,高画質でエンコードし,さらに収録時間もずっと長く,トータルで約15分にも及ぶ。前回掲載したムービーを見た人も,併せてダウンロードしてほしい。(松本隆一)


■プレイムービー1のダウンロードは「こちら」(4分35秒:195MB,WMV)
■プレイムービー2のダウンロードは「こちら」(4分38秒:204MB,WMV)
■プレイムービー3のダウンロードは「こちら」(4分08秒:182MB,WMV)

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