ニュース
あのリアルなコーヒーにもヒントが隠されている? クリエイティブディレクターが「Prey」のトレイラーを解説する動画が公開
本作は,2006年にHuman Head Studiosが制作した「Prey」,および開発がキャンセルされた「Prey 2」のストーリーやテクノロジーとは異なる,新たなリブート作品という位置づけになっている。
タイトルが発表されて以来,表立った情報はなかった本作が,北米時間8月4日から7日までダラスで開催されるイベントQuakeCon 2016では,ゲーム内容などの詳細が発表されるとのこと。そのため,今回のムービーでは,コラントニオ氏もそれほど詳しい内容を解説しているわけではない。とはいえ,E3 2016のトレイラーの中でも印象的だったリアルにシミュレートされたコーヒーにさえ,何らかのヒントが隠されているとのことで,ファンとしては気にせずにはいられないだろう。
このムービー内でコラントニオ氏が語った内容は以下のとおりだ。
○コーヒーカップとその中身は注目すべき。その後に重要な意味を持ってくる。
○霧のように蠢く黒いクリーチャーが椅子に姿を変えているシーンがあるが,本作ではこうした敵と対峙することになる。
○エイリアンは,宇宙ステーション内部に収容されていたが,そこから脱出して進化を遂げている。宇宙ステーションには,エイリアンが育んだ環境があり,それぞれのエイリアンは目的を持って行動している。プレイヤーは,そうした別世界の要素を徐々に理解していく。
○それぞれのエイリアンはユニークなパワーを持っており,プレイヤーはそれらを学習することが可能。
○オープンワールド型のゲームで,何度も同じ場所に戻ってくる。
○宇宙ステーションの外に出ることも可能で,無重力を体験できる。エアーロックを見つけて,ショートカットとして利用することも可能。
○ゲームのロゴは,ゲーム中の科学者がエイリアンを監視するために利用する“サイコスコープ”をモチーフにしたアートワークになっている。
これらの解説を踏まえると,トレイラーの最後のシーンにもあった,黒い物質が主人公の両手を覆っていくような描写は,プレイヤーが“霧のように蠢く黒いクリーチャー”の能力を学習しているところなのだろうか。おそらく,まだ主人公が地球で生活している頃のシーンと思われる冒頭のコーヒーカップが何を意味をするのかは皆目見当がつかないものの,「Dishonored」の開発チームらしいゲームの作り込みが感じられる作品になることに期待したい。