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【Mac】WWDC現地レポート,ついに噂の「Mac Pro」発表
今回のキーノートスピーチは,例年行われてきたWWDCの基調講演とは異なり,同社CEOのスティーブ・ジョブズ氏のみならず,フィル・シラー氏,バートランド・サーレット氏,スコット・フォアステル氏とリレーしながら発表をするという変則的なものだった。
まずジョブズ氏は,「(現在,ノートブック,iMac,Mac miniなど,多くの製品でIntel製CPUを採用したため)ほとんど,トランジション(Intelへの移行)が終わりつつある……。(メインとなる)デスクトップマシンを除いては」と語ると,製品マーケティング担当副社長のフィル・シラー氏が,64bitワークステーション「Mac Pro」を発表した。
また,
・クアッドチャネル(4ch)アクセスに対応したDDR2 FB-DIMMをメインメモリに採用(最大16GB)
・本体内部にある4基の3.5インチドライブベイに最大2TB(テラバイト)まで拡張可能なHDD
・二つの光学ドライブベイ(うち一つには,二層記録に対応した16倍速SuperDriveを標準装備)
・ヘッドフォン/USB 2.0×2/FireWire 400/FireWire 800と5基のインタフェースを備えたフロントパネル
・四つのPCI Expressスロット
といった,幅広い拡張性を持っている。
さらに,BTOオプションとして,CPUは2.00,2.66,3.00GHzから選択できるほか,グラフィックスカードにはRadeon X1900 XT,Quadro FX 4500なども用意されている。AirMacやBluetoothといったワイヤレス通信もBTOオプションとして用意されており,設定できる項目は,497万6640種類にも及ぶという。
なお,Mac Proは日本国内でも発表と同時に出荷されている。
同時に発表された1UサーバーのXserveに関しても,Mac Proと同様,IntelのXeon 5100シリーズが採用されている。詳しくは公式サイトのスペックシートなどを確認してほしいが,これでAppleの全ラインアップがIntelベースへの移行を果たしたことになる(Xserveの出荷は10月予定)。(み)
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