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Enlightenのグローバルイルミネーション技術が速度向上。オープンワールドで利用可能に
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印刷2016/03/16 13:39

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Enlightenのグローバルイルミネーション技術が速度向上。オープンワールドで利用可能に

リアルタイムのグローバルイルミネーションをオープンワールドゲームで実現
配信元 ARM 配信日 2016/03/16

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

リアルタイムのグローバルイルミネーションをオープンワールドゲームで実現

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)の一部門であるGeomericsは、同社のEnlighten、リアルタイムグローバルイルミネーション技術がオープンワールドゲームで大規模なダイナミックライティングを実現すると発表しました。この大変高度なテクノロジーは、マップサイズが広大でドローディスタンスの長いゲームにおいて、丸1日かかってしまうようなダイナミックグローバルイルミネーション処理を半分に短縮することが可能です。
これら新しい技術は、ゲームデベロッパーズカンファレンス(GDC)2016のPC/PlayStation 4向けの新しいデモ「Seastack Bay」で披露されます。このデモは、「Hellblade」を開発したNinja Theory社と共同で制作されました。ここでは、常に30FPSを維持しつつ、室内、峡谷、森林、海岸など、ゲームに登場する25km2の世界にダイナミックグローバルイルミネーションが使用されています。

ARMのメディアプロセッシンググループ副社長兼ジェネラルマネージャーMark Dickinsonは、次のように述べています。
「ARMのEnlightenグローバルイルミネーション技術は、常に進化しながらゲームのライティング技術に新しい可能性を追求しています。ラージワールドに対応する今回の新しい機能により、これまで性能上の制約によって不可能だった高いクオリティや新しいスタイルのユーザー体験を実現することができます。最新のダイナミックグローバルイルミネーション効果が、今後、多数のオープンワールドゲームに採用されていくでしょう」

Enlightenの新技術には、地形、地形以外のライトマップ、プローブのためのアドバンスドレベルのディテールメカニズムが含まれています。遠くのジオメトリのグローバルイルミネーションを近くのジオメトリより低解像度で実行することにより、ユーザーは同じマップサイズと性能の制約内で、より高いクオリティのダイナミックグローバルイルミネーションを達成し、あるいは、ユーザー体験を犠牲にすることなく性能を高めることができます。

Ninja Theory社の共同設立者兼チーフクリエイティブディレクターTameem Antoniades氏は、次のように述べています。「Hellbladeのルック&フィールにおいて自然光の美しさを再現することは極めて重要です。現実と同じ様な鮮やかな世界で、リアルタイムなダイナミックライティング効果をターゲットフレームレートで実現することは大きな課題になったと思われます。しかし、Enlightenのおかげでそれが可能になり、Hellbladeでのゲーム体験に大きな価値を付加することができます。」

このほか、新しいラージワールド機能群の主なメリットは以下のとおりです。
・峡谷や崖のような非常に閉鎖的または縦に狭い場所でも、物理的に正しい結果を導く
・グローバルイルミネーションを一貫して更新することにより、閉鎖された空間から
大きく開けた風景まで連続的に移行可能
・木の葉、岩、草など、一般的なオープンワールドの特長をサポート

Enlightenは、開発するゲームのプラットフォームが家庭用ゲーム機、モバイル機器、PCであるかによってゲームデベロッパがライティング性能をカスタマイズできることで知られています。Enlightenのグローバルイルミネーション処理はCPUで実行され、GPU側のレンダリングとは非同期的であるため、フレームレートに直接影響を与えません。プログラマーは、Enlightenに与える
CPUリソースを選択できます。Enlightenの高いクオリティは、Star Wars:Battlefront、Need for Speed、Street Fighter Vなどのゲームで実証されています。

GDC 2016にご来場のお客様には、ARMブース(1624)またはGeomericsビジネススイート(BMR2640)でEnlightenの「Seastack Bay」デモをご覧いただけます。また、3月16日水曜日の午後2時(太平洋標準時)、モスコーンセンター西ホール3009号室で、GeomericsのIvan PedersenおよびNinja TheoryのDominic Matthewsが、「Making Light Work of Dynamic Large Worlds(ダイナミックラージワールドのライトワーク制作)(ARM提供)」と題したセッションで、Hellbladeの開発におけるEnlightenの役割を紹介します。


「Making Light Work of Dynamic Large Worlds」
http://schedule.gdconf.com/session/making-light-work-of-dynamic-large-worlds-presented-by-arm
  • 関連タイトル:

    Enlighten

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