Matrix Games，大戦ものストラテジー「Battlefront」を発売

　現代のハイテク海戦を描く「Harpoon 3: Advcanced Naval Warfare」や，第二次世界大戦の東部戦線を舞台にした「Panzer Command: Operation Winter Storm」，さらには南北戦争をテーマとする「Forge of Freedom: The American Civil War」などなど，シブ過ぎるテーマの作品をマイペースにリリースし続ける異色のパブリッシャ，Matrix Gamesの最新作，「Battlefront」がアメリカ時間の2月7日に発売された。価格は49.99ドル。

　Battlefrontは，第二次世界大戦をテーマにしたターン制の戦略級ストラテジーで，プレイヤーは大隊単位のユニットを操作して，サイパン島の攻防，マーケット・ガーデン作戦，黒海沿岸のノボロシスクをめぐる戦い，北アフリカのガザラ戦など，歴史のターニングポイントとなった数々の激戦に参加することになる。本作はまた，その筋のファンの間では知られた“Decisive Battles”シリーズの最新作で，前作までに比べ，より優れたAIやよりシンプルになった操作性などが特徴になっている。
　スクリーンショットにもあるように，ゲーム画面は真上からの見下ろし型で，それぞれのユニットも四角いアイコン。決して最新鋭のグラフィックスではないし，マルチプレイにも対応していない“最新作”だが，こうしたゲームをコンスタントに制作/販売するデベロッパやパブリッシャがあり，それを受け入れる市場もまたちゃんとあるところに，月並みですが，あちらのゲーム業界の裾野の広さを垣間見たりなんかして。日本で入手するのはちょっとホネかもしれないが，ゲームについて詳しく知りたい人は公式ページをぜひどうぞ。（松本隆一）