このゲームの読者の評価
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魂を震わす「あいとゆうきのおとぎばなし」 100 - 投稿者:Papet(男性/30代)
- 投稿日:2013/05/31
- 良い点
- ・「生と死」「戦争」「平和」「友」「愛」等に正面から向き合った素晴らしいストーリー
・適度に捻りのある、真実味や説得力の高いプロットと徹底した設定
・限られた範囲で精一杯効果的な演出をしている
・名曲揃いの主題歌、挿入歌
・声優陣の熱演(特に香月夕呼役の本井えみさんの演技) - 悪い点
- ・現在ではやや古さを感じてしまう
・キャラクターデザイン(特に髪) - 総評
- マブラヴとマブラヴオルタネイティヴで初めて「マブラヴ」という作品になります。
したがってこのオルタネイティヴ単品で評価をするのは難しいので両方合わせて考える必要があります。
本作で特徴的なのが、非常に説得力のある設定や台詞です。
主人公は前作のアンリミテッドをあわせると、ゲームのプレイ時間的には非常に長い期間訓練をしていますが、座学や基礎訓練の様子も描いているのが好印象です。
政治、軍事、科学技術といった部分でも、ロボットモノでありがちな安っぽさや無茶苦茶な設定はほとんどなく、むしろ徹底してリアルで真実味を感じられるようなプロットになっています。そのため、脇役やモブキャラの犠牲ですら沈痛な思いがしてきます。
主人公が立場としては特別扱いされても、人間として特別扱いされることは全くないのです。厳しい言葉がどんどん飛んできます。だから主人公は途中で絶望に打ちのめされてしまいますが、そこからの復活劇は感動的です。
アージュの君が望む永遠と同じく、ヒロインが沢山でてくる恋愛アドベンチャーゲームというジャンルを逆手に取ったストーリーの展開は見事で、尚且つ数々の命題をプレイヤーに投げかけてきます。
燃えるような熱いストーリーではありますが、非常に深い。とにかく考えさせられる。
それだけではなくSF的な謎の多いシナリオが面白く、興味をそそります。
実際、本作をプレイしていた数日間、他のアニメやらゲームやら映画やらに手を付ける気が全く起きなくなるくらい熱中しました。
ネタバレのため多くは書けませんが、最初に「マブラヴ」のオープニングとして栗林みな実さんの「マブラヴ」を聴き、オルタネイティヴの最後のエンディングとして同じ「マブラヴ」を聴いた時、同じ歌詞でも受ける印象が全く違っていて驚きました。
マブラヴ オルタネイティヴは、もともとマブラヴの一部だったものを都合によって続編という形で発売されたものです。そのため、選択肢によるシナリオ分岐もなく、映画や小説のように一つのストーリーしかありませんがそんなこと全く気にならない最高のドラマを味わうことができる快作です。レビューをいくら書いても書き足りません。
余談ですが、本作のPC版には18禁版と全年齢版がありますが、普通の人は全年齢版で良いと思います。主人公のボイスが追加されてるシーンがありますので。
18禁版はかなりグロテスクな表現がありますが、それが主人公にとってもトラウマとなって何度もフラッシュバックするのでかなり堪えます・・・ - プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 5 5 5 -
初見の人こそ食わず嫌いしないで欲しい、傑作ノベルゲーム! 95 - 投稿者:事務所北極星(男性/40代)
- 投稿日:2011/11/26
- 良い点
- ◎:シナリオ
◎:演出
◎:BGM
◎:サウンド機能
◎:シンクロ率120%!!
(注)シナリオ・演出・シンクロ率は、主としてUL、オルタの評価
◎:戦術機(戦術歩行戦闘機=2足歩行型兵器)がハンパなくカッコイイ。
◎:↑のコクピット視点のシーンもある!
◎:だがカッコイイだけでない、現実の戦場には行きたくないと思わせるリアルな戦闘描写。
おまけ:
なんの訓練もうけてない“一般市民の少年”が、2足歩行型兵器を重力化でいきなり戦闘レベルで乗りこなせるわけがない。というのがこのゲームを遊ぶとよくわかります。
(そもそも肉体的にムリがあるだろフツー、という話) - 悪い点
- ×:とある重要なシーンが、マイルドな表現に変更された。
以下個人的な主観によるものなので、あしからず。
×:一般層には敷居の高いタイトルロゴ、ネーミング。
×:キャラデザ・髪型・髪の色・ウサミミ・メインヒロインのアホ毛。
×:キャラクタのネーミング。
元々が特定年齢層をターゲットとした作品なので、上記項目がまんまギャルゲ設定。
特にタイトルについては、一般層への訴求力という点でハードル上げ過ぎだと思われるのが、ホントにもったいない。
但しUL以降はストーリーに没入するので、あまり気にならなくなりますね(笑) - 総評
- ビジュアルノベル・ゲームに抵抗が無い人には、本作をカンペキにお勧めできます。
マブラヴという作品は、エクストラ(EX)、アンリミティッド(UL)、オルタネイティブ(オルタ)の三部作からなるのですが、ULからが本編です。
EXは刺身のツマ。
だが、EXから始めないと物語を堪能できないので、EXを遊ぶのは必須。
販売構成は「マヴラブ(EX&UL)」で1本、「マヴラブ オルタネイティブ(オルタ)」で1本の2本立てとなっています。
三部作通して遊ぶにはソフト2本購入しなければならないのは、注意が必要。
だが、2本とも定価で買ったとしても、全く損した気分にはならないと断言してしまえる作品。
学園モノが基本嫌いな筆者にはEXは苦行でしたが、ULから一気にのめりこみました。
ADVゲーム・ノベルゲームはSTEINS;GATE、Fate(Stay/Night・hollow ataraxia)、CROSS CHANNEL、Ever17等々それなりに数をやってきたけど、本作は自分が遊んだ中で間違いなく最高傑作です。
タイトル名からして購入するにはハードル高いと感じた人は、オルタはコミカライズされている(現在連載中)ので、コミックから入るのもアリかと。
実際、筆者は漫画版オルタの序盤を読んで、面白かったからゲームを買いましたし。
だいぶ昔のゲームではあるけれど、PC環境が動作保障を満たすようなら、今からでも買って遊んでみてほしいゲームです。
(つい最近箱版でも発売されたので、持っているPCが新しい人は箱版で遊ぶのもアリだと思いマス)
【総合評価理由】
悪いところで上げた点で5点だけマイナスして、95点。
本当は100点満点に値するゲームだけれども。 - プレイ時間
- 100〜200時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 5 5 5
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