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[韓国ゲーム事情#554]「Tapa Online」が注目の的に
ドタバタ対戦アクション「Tapa Online」が注目の的に(2006/6/13)
Text by Kim Dong Wook特派員
韓国の小中学生の間では「GetAmped」(邦題 ゲットアンプド)や「Gem Fighter」といったオンラインアクションゲームが人気だ。そんな人気ジャンルに,Game Neapの新作「Tapa Online」が登場し,注目を集めている。
Tapa Onlineは,GetAmpedやGem Fighterと同じタイプの,オンライン対戦アクションゲーム。万能型キャラクターである刀使いのKai,魔法を駆使する遠距離攻撃タイプのKirke,巨大ハンマーを使った近接攻撃が得意なロボットのPochiという,3種類のキャラクターを使って戦える。今後さらに,3種類のキャラクターが追加される予定だ。
本作では攻撃を繰り返すことでポイントがたまり,そのポイントを使って必殺技を出せる。必殺技には,時間を止めて相手の動きを封じられるという究極的な強さを持ったものもあるので,いかに戦闘中にポイントをためられるかがキーになってくる。つまり積極的に攻撃を仕掛けるプレイヤーが有利なルールになっており,これは消極的なプレイを減らすことが目的のようだ。
戦闘が繰り広げられるステージは,Rise of Dragon,Wizardry,Iron Factoryという3種類が公開されている。ステージ内には炎を吐く像などさまざまな仕掛けがあり,対戦相手の攻撃以外にもダメージを受ける可能性があるとのこと。
本作では個人戦とチーム戦が楽しめる。個人戦は,HPが“0”なると負けで,最後まで生き残った人が勝利者となる「サバイバルモード」と,HPが“0”の状態からスタートし,攻撃が成功するごとにHPが回復していき,最初にHPを満たした人が勝ちとなる「アサルトモード」の2種類が用意されている。
一方チーム戦では,最後まで生き残ったプレイヤーがいるチームが勝ちとなる「チームサバイバルモード」と,キャプテンのHPが“0”になったチームが負けてしまう「キャプテンマッチ」が楽しめる。
アイテムショップもあり,そこで武器や防具,ファッションアイテムを購入できる。特徴的なのは,攻撃時のアニメーション効果を変更できる「スキルアイテム」の存在。同じ技でもほかの人とは違った見た目にできるのは,嬉しいポイントだろう。
また詳細は判明していないが,チーム戦で自分のチームをサポートできるアイテムや,プレイヤーキャラクターの感情を表現できるアイテムなどが追加されるようだ。
1年2か月にわたって30人ほどの開発者が携わっている本作は,6月末に2回目となるクローズドβテストが実施され,7月末にオープンβテストが行われる予定だ。本作の本格的な登場で,激しい争いを繰り広げているアクションゲームの覇権争いが,どのようになるか注目していきたい。
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Tapa Online
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