［韓国ゲーム事情＃545］オンラインシューティング「Nanaimo」

Kimの韓国最新PCゲーム事情＃545

NEXON，RPGの要素を持ったオンラインシューティング「Nanaimo」を韓国でサービス（2006/5/24）

Text by Kim Dong Wook特派員

　NEXONは，オンラインシューティングRPG「Nanaimo」の韓国内でのサービス契約を，本作のデベロッパであるTopPigと5月18日に締結したと発表した。

　本作は，横スクロールのシューティングがメイン要素になっていて，誰でも気軽に遊べるカジュアルさがウリ。それにRPG的な要素が加わったゲームだ。
　タイトル名と同名の島がゲームの舞台で，ここにはさまざまな村があり，そこでプレイヤーは買い物をしたり自分の家を持ったり，仲間を見つけてシューティングゲームに挑んだりできる。
　島がロビー的な役割で，通常のオンラインゲームでいうダンジョン部分がシューティングゲームになっている。シューティング部分は，エピソードとアリーナの2種類があり，前者はほかのプレイヤーと協力しながら進めるもの，後者が対戦（点数を競う）行うものだ。



　本作にはシューティングゲームを楽しむ以外の要素があり，その一つとして，カードの存在が挙げられる。このカードは全部で720種類あり，合成することでアイテムを作り出すこともできる。アイテムは数千種類もあるとのことで，これらを収集するのもプレイヤーの目的の一つ。
　そして，本作でカードと同じくらい重要なのが，ペットの存在だ。ペットは，シューティングゲーム中にブースター（？）となってプレイヤーキャラクターに付属し手助けしてくれる。特殊なカードを用いて成長させられ，さまざまな特徴を持たせることができる。ペットの成長に伴って，より高難度のエピソードとアリーナに挑戦できるようになるのだ。

　本作では，一定額を支払い村内に土地を購入すると，そこに家を建てられる。家は村の商店で売っているインテリアアイテムを使ってデコレーションできるので，ほかのプレイヤーを自分の家に呼んでインテリアの充実ぶりを自慢するといったこともできる。さらに，家にはHPとMPを回復する機能もあるという。

　開発を担当したTopPigは，韓国第二の都市Busan市で2004年2月に設立した会社（現在はソウル近郊に移転）。オンラインゲームの開発経験を持つメンバーが中心となり，放送を活用したインタラクティブゲームコンテンツの開発などを行っていた。

　本作は，5月25日から31日まで，1回目のクローズドβテストが予定されている。シューティングゲームをベースに，成長，収集，コミュニティ，ハウジングとさまざまなジャンルの要素が詰まったゲームとして，韓国内で注目されている。