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6月16日,「マイクロソフトゲームスタジオタイトル体験会」開催
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印刷2007/06/18 19:30

ニュース

6月16日,「マイクロソフトゲームスタジオタイトル体験会」開催

 さわやかな青空が広がった6月16日土曜日,東京都世田谷区の代田橋にあるマイクロソフト代田橋オフィスにて,6時間におよぶ屋内イベント「コミュニティー向けマイクロソフトゲームスタジオタイトル体験会」が行われた。
 この日,会場に展示されたのは,マイクロソフトのWindows用タイトル4種類と,Xbox 360用タイトル6種類。イベントに参加したのは,事前の申し込みにより当選を勝ち取った200名のゲームファンだ。

■展示タイトル
【PC】
Shadowrun
Halo 2
Age of Empires III: The WarChiefs
Flight Simulator X

【Xbox 360】
・Shadowrun
・Gears of War
・Forza Motorsport 2(3画面)
・Test Drive Unlimited
・あつまれ! ピニャータ
・ロストオデッセイ

 会場では,試遊台として設置された数々のゲームタイトルを自由に楽しめるほか,時間ごとに用意された特別ゲストを迎えてのイベントなども用意され,夜には軽食も振る舞われるなど,参加者にとっては「いや〜極楽極楽」という1日となったに違いない。

 1:00PMに開催された本イベント,ブースでまず目を引いたのは,やはり中央に設置された「Shadowrun」の対戦用試遊台だ。Xbox 360版とPC版が8台ずつ,それぞれ向かい合って設置されており,クロスプラットフォームによる16人対戦がこの場で体験可能であった。
 また入り口に設置された巨大フラッグに,当日の参加者が自由にコメントを残していけるという粋なお楽しみも用意され,参加者はここぞとばかりに思いのたけをぶつけていたようである。途中「くれぐれも,よそのコンソール機のことは書かないでください!」という注意もあったおかげか,寄せ書きはMSへの愛のあふれるコメントで埋め尽くされたようだ。



■パックマン名人が登場

 1:30PMになると,「Xbox 360 パックマン ワールド チャンピオンシップ 決勝大会」にアジア代表として参加した,北谷広明氏が登場。北谷氏は決勝戦で7位,予選は全世界1位で通過したという,凄腕のパックマンプレイヤーだ。
 北谷氏は,6月6日にリリースされた「パックマン ワールド チャンピオンシップ エディション」(Xbox Live アーケード)の神プレイやテクニックの数々を,ほかの大会出場プレイヤーと共に会場で実演。1980年生まれのパックマンが,今もこうして世界中でパクパクしているわけだが,さすが世界一クラスの人のプレイは,見慣れたはずのパックマンでもつい見入ってしまうもの。
 北谷さんのプレイは特徴的で,パワーえさを食べてもモンスターは無視し,ひたすらステージクリアのみを目指していく。あれは「家に帰ったら自分もやってみよう」と思った人もいたことだろう。

Xbox 360 パックマン ワールド チャンピオンシップ 決勝大会にアジア代表として参加した,北谷広明氏


■夢のPC vs. Xbox 360対決が

 3:00PMになると,本物のプロレーサーである土屋武士氏が登場し,Xbox 360版「Forza Motorsport 2」で,自身がセッティングしたマシンを紹介&オークションを実施。これと並行する形で,3:30PMにはようやく4Gamer読者待望のPCゲームイベント,「Shadowrun クロスプラットフォーム対決」が行われた。
 PCとXbox 360間での対戦が可能というクロスプラットフォームを実現する,初のタイトルとなる「Shadowrun」。この日の対決には,FPSというジャンルに対する,PCゲーマーの威信がかかっているといっても過言ではない! みたいな煽り方を以前の記事でしてしまったので,ちょっと気になっていたのである。



 使用されたマップは「ディグサイト」で,ゲームモードは当初「アトリクション」が予定されていたが,ゲームが始まってから「レイド」が選択されていたことが判明し,レイドでの試合続行となった。ちなみにアトリクションはデスマッチ,レイドは「相手チームのアーティファクトを持ち帰る」というルールだ。
 で,まあ結果はどうだったかというと,ポイントが2桁に到達した上位4人はすべてXbox 360チームのプレイヤーという,PCゲーマーとしては残念な結果に終わった。ただ言い訳させてもらうと(誰が誰に!?),Xbox 360では体験版が以前から配布されていたのに対して,PCゲーマーが本作に触れたのは当日が初めてだったので,この結果も致し方ないというもの。



■PC版「Halo 2」も登場

 クロスプラットフォーム対決が終わると,それまでShadowrunが稼動していたPCの試遊台8台が,今度は「Halo 2」への再セッティングが行われ,8人対戦可能なマルチプレイモードでの試遊台に早変わり。これはとくにゲームイベントなどは用意されていなかったものの,プレイ希望者およびギャラリーはそれなりに集まっており,広報の津田さんも一安心といった表情を見せていた。
 ただ,津田さんいわく「(マウスとキーボードではなく)ゲームパッドありますか」という人も何人かおり,「PC版に興味を持って,ちょっと触ってみたというXboxのHalo2ゲーマーも結構いたようでした」とのこと。まあ,会場にはXbox 360ゲーマーのほうが多そうだったので,これも当然のことだろう。その高解像度っぷりに「やだ,綺麗……」などとうっとりし,PCゲームにも興味を持ってくれれば御の字である。



現役のレーシングドライバー,土屋武士氏
■土屋氏とレーシング対決

 また4:00PMを過ぎたころには,Forza Motorsport 2の鈴鹿サーキットを舞台に,土屋氏による実演レクチャーが行われた。「このコーナーは比較的……」とか,「ここでは4速……5速というふうに」といった具合で,本物の鈴鹿を何度も走っているレーサーが,実際にコースを走りながらレクチャーするという贅沢なイベントである。
 これはさらに「土屋さんXbox LIVE でガチンコ勝負」へと続く。Forza Motorsport 2で実際に土屋氏とオンライン対決しようという催しで,Liveで集まった参加者7名が土屋氏に挑むのだ。まあ本物のマシンでの対決なら負けないだろうが,ゲーム内では土屋さんの55秒台というタイムを上回る猛者もゴロゴロいるというから,土屋氏のプレッシャーも相当なものだったろう。しかも先に行われたオークション用の試乗やレクチャーイベントでは,割とラフな走りを見せており,ギャラリーを少し不安にさせたりもしていたのだ。
 かくしてレースが始まってみると,土屋氏は3位からの競り合いに勝って見事2位に浮上し,その後の追撃も振り切る見事な走りで2位を守り切った(1位はブッチギリで姿も見えなかった)。

会場でも目玉の一つだった,3画面での「Forza Motorsport 2」。これを実現するには3台のXbox 360が必要になる


 イベントも終盤が近づいてきた6:00PM,Forza Motorsport 2のペイントカーコンテストが行われ,このイベント用に応募されたさまざまなペイントカーがスクリーンに紹介された。会場を訪れていた「underpants G」氏のマシンが会場で最も拍手を集め,このコンテストで勝利を収めていたようだ。
 最後は軽食が振る舞われつつプレゼント抽選会などが行われ,6時間以上のイベントだったにもかかわらず,参加者は退屈する間もなく楽しい土曜日を過ごせたのではなかろうか。
 まあ,ふたを開けてみるとForza 2が主役のイベントだったが,マイクロソフトのPCゲーム広報 津田さんは「今回のイベントの目的は,コミュニティの形成と活性化です。Xbox 360では,すでにLive!を通じてコミュニティ活動が活発に行われていますので,今後はPCのほうでもそういった活動が行われることに期待しています」とコメントしてくれた。

 Shadowrunのコミュニティを通じて,PCゲーマーとXbox 360ゲーマーの間でも積極的な交流が生まれることを願いつつ,「よーしForza 2買って帰ろう!」と強く心に決めさせる,そんなイベントであった。(Kawamura)

「もらえなかった人いたのかな」というぐらい大量のプレゼントが放出された。中には「Halo 3」のポスターも
会場の参加者がワーっと群がっても,そう簡単にはなくならなかったほどの軽食が並べられた。なんせ1:00PM前に始まり,お食事が出たのは6:00PM過ぎ。見た目にも猛烈においしそうに見えた
  • 関連タイトル:

    Microsoft Shadowrun 日本語版

  • 関連タイトル:

    Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版

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