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Microsoft,「Halo 2」を5月に,「Shadowrun」を6月に発売
Microsoft Game Studios初のWindows Vista専用タイトであるHalo 2はまた,すでに600万人の会員を持つ「Xbox LIVE」にも接続可能。Xbox LIVEは,最新デモのダウンロードや,カジュアルゲームの購入,さらにはボイスチャットを使った対戦や,マッチメイク機能など持つMicrosoftのオンラインサービス。Windows VistaとHalo 2により,PCしか持っていないプレイヤーでもXbox LIVEの機能を使えるようになるのである。ただし,Halo 2のXbox 360版が発売されていないため,マルチプラットフォーム対戦はできない。
それが可能になるのは,6月にリリースが予定されている「Shadowrun」からとなる。Shadowrunは,「Xbox 360とPCのゲームプレイヤーがXbox LIVEを介して対戦する」というLIVE Anywhere構想に沿ったタイトルの第一弾であり,魔法と最新技術が奇妙に入り交じった世界観を背景にするマルチプレイ専用(でRPG風味の)FPSである。
と,ここまでは比較的よく知られた話だが,この先がやや驚きだ。Microsoftのリリースによると,たとえPCゲーマーでもShadowrun(および今後出てくるタイトル)で対戦を行うには「ゴールド メンバーシップ」が必要だとしている。Xbox 360をお持ちの人なら知っているだろうが,Xbox LIVEメンバーには無料のシルバー メンバーシップと有料のゴールド メンバーシップがあり,PCゲーマーがマルチプラットフォーム対戦をするにはゴールド メンバーシップを購入しなくてはならないのだ。LIVE Anywhere構想が打ち上げられたときから,このへんはどうなるのだろうという疑問はあったのだが,多くのPCゲーマーは「たぶん,PCは無料だろう」と楽観視していた。Games for Windowsは,Windows Vistaのローンチに資するべきものであるはずだし,MMORPGならまだしも,ほとんどのPCゲーマーが「有料でオンラインシューティングをする」という状況に慣れていないからだ。
北米の場合,ゴールド メンバーシップの年会費は49.99ドル。Shadowrunで対戦を行うには,PCをWindows Vistaにアップグレードした上に,Shadowrunのパッケージ代を払い,さらにゴールド メンバーシップを購入しなくてはならなくなる。PCゲーマーに対するMicrosoftの姿勢はかなり強気というわけだが,これが結果としてどう出るか,これからも注目していきたい。(松本隆一)
- 関連タイトル:
Microsoft Shadowrun 日本語版
- 関連タイトル:
Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版
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