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[E3 2006#176]発売は年末だがプレイアブル出展「F.E.A.R. Extraction Point」
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印刷2006/05/16 21:38

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[E3 2006#176]発売は年末だがプレイアブル出展「F.E.A.R. Extraction Point」

 衝撃的な映像美と衝撃的なゲーム性で,2005年を代表するFPSの一つに数えられる「F.E.A.R.」。その拡張パックとして,現在新たに開発中の「F.E.A.R. Extraction Point」は,前作の最後の数十秒後からスタートするという。
 基本的なゲームシステムなどは一緒で,単純にストーリーの延長といった内容だ。見た感じもほとんど変化はなく,まさに新ステージの追加パックといったところだろう。
 ただし新たな武器やクリーチャーが追加されており,とくに今回Vivendiブースに設置されていたExtraction Pointのステージには新兵器「ミニガン」が登場し,これが今回の目玉の一つとなっていた。ミニガンが火を噴くと,部屋中がまさに火花と粉塵に包まれ,F.E.A.R.特有の「パーティクルが生み出す爽快感」をさらに強烈に味わえる。
 さらに,光学迷彩服とはまた違った,透明化の可能な新クリーチャーが次々と襲いかかってくるシーンもあり,早速ミニガンでも倒すのに苦労する敵の出現を思い知らされるのであった。



 さて,Extraction Pointからの変更点について,地味ながらも最も重要と思われるのが「より強調される演出」だ。物理エンジンを搭載しているFPSは,今となっては珍しくもないが,F.E.A.R.は物理演算の使い方にはこだわりがあり,とにかく物がよく吹き飛び,跳ね上がり,粉々に砕け散る。これが「スローモ」機能と相まって絶妙のカッコ良さを生み出すというのがF.E.A.R.の映像的な魅力だ。
 これが拡張パックではますます強調され,とにかくドッカンドッカン兵士達が吹っ飛んだり,壁をぶち破って敵が現れたり,何かの弾みで何かが弾んだりする仕掛けが増やされているという。Monolithのスタッフ達は,ファンが何を求めているのかということを,よく理解しているようだ。

 発売は2006年末と,まだもう少し先の話。今回展示されていたバージョンも,デモ用のオリジナルステージではないかと推測される。すでに前作はクリアして,あの意外なオチもとっくに知ってしまっているという人も,もう何周かプレイしつつ続報を待とう。(Kawamura)

  • 関連タイトル:

    F.E.A.R. Extraction Point

  • この記事のURL:
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