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主演声優さん自らミュージックアクションにも挑戦。「ブルーブラスター」発売記念イベント
開場予定の16時から若干遅れて始まったイベントは,作品にちなむ筆記試験「『ブルーブラスター』第一次センター試験」で幕を開けた。登場人物の似顔絵や,開発時のエピソードなども含むこの試験はイベント中に採点され,後刻成績優秀者への表彰も行われる。
試験時間である約10分が経過したのち,出演者が順にステージに登場した。井ノ上奈々さんはDream Partyに引き続き,主人公ミチルの扮装で登場,さっそく会場内を沸かせていた。続いて,「Baby-POP」の阿部玲子さん(パトリシア役),金綱良美さん(アヤカ役),根本智佳さん(シュディ役)が登場,簡単な自己紹介を行った。来場者がどこから駆けつけたか,出演者各自が今日何時に起きて何をしていたかといった,いかにも口切りっぽいトークに続いて,それぞれ役作りに苦労した点や,主人公ミチルの印象などについての話題が展開される。井ノ上奈々さん自身としては,ミチルのような少年がいたらいじりまくる(からかいまくる)とか,根本智佳さんとしては逆にいじられたいとか,そういったノリだ。
また,金綱良美さんはゲームのアフレコが初めてということもあり,極度に緊張してスタッフに深呼吸のアドバイスを受けることがあったとか。同じくゲームアフレコ初挑戦の根本智佳さんは,気をつけるべき点が多くて,これまた大いに緊張したとのこと。
なお,阿部玲子さんが演じたキャラクターのパトリシアは関西弁風の言葉をしゃべるが,これは脚本の記述レベルでかなり怪しいシロモノであり,スタッフの間で「パトリシア弁」と呼ばれていたなどというエピソードも,その場で開陳された。
それに引き続いて行われたのが,ブルーブラスターの主題歌「Love★Drivin'」の曲データを用いた,井ノ上奈々さんによるミュージックアクションシステムのプレイ。今回は主題歌を担当するBaby-POPの面々が揃っているだけに,ゲームの進行に合わせて生のボーカルが流れるという,たいへん豪華な趣向となった。井ノ上奈々さんも,短い練習時間の割にかなり健闘していた様子だ。
ミュージックアクションの後は,冒頭で行われた「『ブルーブラスター』第一次センター試験」の,答え合わせと表彰だ。会場にはすでに全ルートをクリアしたという剛の者も来ており,成績優秀者には先刻のアフレコのサイン入りオリジナル台本やら,会場に飾られた1点モノ大型POP(どうやって持ち帰ったらいいのだろう?)などを含む記念品が贈られた。
さて,プログラム最後のアトラクションとなったのは,Baby-POPによるミニコンサートである。来場者の席にはあらかじめサイリュームが用意されていたわけだが,それをおとなしく振るくらいではもちろん飽きたらず……というか,実に声優さんのイベントらしく,ステージ前ではファンがジャンプし,要所要所でかけ声を入れる,おなじみの光景が展開された。
ゲームの主要キャスト4人が歌ったり踊ったり焦ったりするさまを間近に見られるという,ファンにはたいへん中身の濃いものとなったであろう今回のイベント。ゲーム本編のプレイはもちろんのこと,主題歌のシングルCDやキャラクターイメージソングCDといった関連製品を通じて,彼女達のさらなる活躍に触れてみるのも楽しいかもしれない。近年の工画堂スタジオ作品を楽しむファン層の,カルチャーの一端に触れられたという意味でも,たいへん興味深いイベントだった。(Guevarista)
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ブルーブラスター
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