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[GC 2006#06]同名映画をゲーム化した「Eragon」がプレイアブル公開
まずはエラゴンという物語について,軽く説明しておこう。かつてドラゴンと心を交わすドラゴンライダー族がいたが,邪悪なライダー,ガルバトリックスの裏切りによって善なるライダーとドラゴンは皆殺しにされてしまう。それから数百年の後,少年エラゴンは森の中で,もはやこの世に3個しか残されていないドラゴンの卵の一つを拾う。やがてエラゴンは生まれたドラゴンと共に,打倒ガルバトリックスの道を歩み始めるのであった。
原作小説は,フランス人作家クリストファー・パオリーニが,わずか15歳のときに書き始めたというもので,全米で200万部以上の売り上げを記録している。
劇場版は,ほぼ無名の俳優Edward Speleers(エドワード・スピリーアス)を,いきなり主役のエラゴン役に大抜擢,一方で彼を助け導く賢者ブロム役にジェレミー・アイアンズ,邪悪な王ガルバトリックス役にはジョン・マルコビッチを起用しているなど,映画通好みのベテラン俳優が脇を固めている。
ここでは,GC 2006会場で展示されていたプレイアブル版で垣間見た,本作の概要をお伝えしよう。
本作は,少年エラゴンと導師ブロムの2名が武器を手に冒険を繰り広げる,アクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーがエラゴンを操作し,ブロムがAI操作で追随,共に戦ってくれる。
ゲームジャンルは,ズバリ言ってしまうと「Knights of The Temple」(邦題 ナイト オブ ザ テンプル)などに代表される剣戟アクション。大/中/小の攻撃ボタンで剣を振るい,ボタンを押す順によってコンボが発動するなどのギミックが用意されている。敵の大群に剣を振り回しつつ飛び込み,バッタバッタと薙ぎ倒していく痛快アクションだ。コンボが入ると,たまにフィニッシュムーブが発動することがある。この瞬間はカメラがズームアップされ,豪快な大技を決めてくれる。またエラゴンは,剣以外に弓矢や魔法も使える。
また本作は,ドラゴンの「サフィラ」が共に戦ってくれるというのが大きな見どころなのだが,残念ながらこのあたりは今回プレイできなかった。ただ,話によるとドラゴンとしての攻撃以外に,木の上に岩を設置するなど「罠」を仕掛けるといった能力も持っているらしい。
ゲーム版Eragonは,劇場版より一足早い2006年11月に全米で発売される予定だ。原作小説の大ファン,映画を楽しみにしている人などは,ぜひゲーム版にも注目しよう。(Kawamura)
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