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ゲーマー向けPCブランド「GALLERIA」がクリエイターも対象に。サードウェーブがブランド方針の変更を発表
2023年8月からの新年度では,さらなる変革を目指すとして,ブランド方針を変更して,ユーザー層を拡大したい考えだ。その一環として,サードウェーブが展開するさまざまなPCブランドを,GALLERIAと「raytrek」「THIRDWAVE」という3つのブランドに集約する。
このうち,最もゲーマーの関心が強いのはもちろんGALLERIAの動向だろう。冒頭でも触れたようにGALLERIAは,今後ゲーマーを含む一般消費者向けPCのハイエンドブランドという位置付けとなる。
ゲーマー向けPCが備える高いスペックを,ゲームのプレイ以外にも活用するのは当たり前となっている。たとえば,実況配信はもちろん,イラストレーターが休憩時間にゲームをしたり,ゲーマーがプレイ動画を編集するといったケースも多いだろう。これからは,そうしたニーズにGALLERIAで対応できることを分かりやすく示していくという。ただ,ゲーマーとクリエイターで,PCにおいて重視する要素は異なるはずで,サードウェーブによると,それぞれの特徴に合わせた製品展開を行いたいとのことだ。
今後,製品ラインナップ整理などを順次進めていき,2024年には,新たなブランド方針に基づいた製品が登場する予定だ。
従来のクリエイター向けPCブランドであった「raytrek」は,これまでと比べて,ビジネス寄りにターゲットを広げる。もともとは写真や動画編集といった分野で使われてきたが,今後は3DCGやCAD,AIといった用途にも対応するそうだ。
最も大きな変化は,これまで「THIRDWAVE Pro」という企業向けPCブランドで展開してきたワークステーションもraytrekで展開することだろう。Intelの「Xeon」シリーズや,NVIDIAの「NVIDIA RTX」シリーズといったサーバ用プロセッサを搭載するのが特徴だ。また,スリム筐体を採用した小型PCを始めとするラインナップ拡充も予定するそうだ。
最後のTHIRDWAVEブランドは,これまで企業向けPCとしての展開が中心だったが,一般消費者向けや企業向けも含めた幅広いユーザーをターゲットとしていくという。
サードウェーブ公式Webサイト
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