プレイレポート
第2次CBT開始直前先行体験レポート! 生まれ変わった「homage」では何が体験できるのか?
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新種族実装で後衛職も充実! 各種族の神の力を借りる「光臨システム」も登場
既報のとおり,今回は新たに「グラキア」と「エティカ」の2種族が追加される。ともに理性的な思考や精神的な鍛錬といった知性を重視する種族という設定で,選択可能な職業は魔法攻撃を得意とする「ウィザード」と,サポート系スキルに特化した「プリースト」の二つとなっている。どちらも,いわゆる後衛職なので,すでに実装済みの前衛職と組むことで,役割分担のはっきりしたパーティプレイを楽しめるだろう。なお,グラキア族は従来のタオ族とともに「ソルリス連合」として,まだエティカ族はウィキン族とともに「ルーメン連合」として,互いに対立し合う存在である。
背中の翼が大きな特徴となるグラキア族。古代ギリシャをイメージさせるデザインで,少し大人びた雰囲気も漂っている | |
エジプトをイメージさせるエティカ族。浅黒い肌と大きな耳を特徴とし,知恵を重視する楽天的な種族だ |
そして今回最大の目玉は「光臨システム」の実装だ。これは各種族が信仰する神々の力をプレイヤーに降臨させるというスキルで,発動時には神の姿を模した派手なエフェクトが表示される。光臨スキルはレベル15/30/45の3段階で習得可能で,高い段階であるほど神の姿がクッキリと表示されるようになる。文字どおり,目に見えて効果のほどが分かるようになっているわけだ。
具体的な効果は,一部のステータスが一定時間(テストプレイ時は60秒だったが前後する可能性があるとのこと),大幅に上昇するというもの。実際に1段階目の光臨スキルを使用してみたところ,グラキア族のレベル15プリーストでは魔法攻撃力が500上昇した。もともとの数値と比較すると,実に3.8倍にもなってしまうという破格っぷりである。なお,今回はレベルキャップの関係で2段階目までしか実装されないのだが,3段階目ではステータス上昇以外にも何か追加の恩恵が加わる可能性もあるとのことだ。
無論,これだけ極端な性能のスキルである以上,制約もかなり大きい。まず発動に必要な消費DPが大量である点。必然的に,光臨スキルの発動中に併用できるスキルの種類や使用回数,タイミングなどが制限されるだろう。また,光臨スキルを一度使用してしまうと,15分間のクールタイムを挟まなければ再使用できない。このあたりを踏まえて,対人戦/ボスモンスター戦ともに,ここぞというタイミングで発動させて,有効に活用したいところである。
消失の不安がない装備強化システムと不要アイテムを変換する「パンドラの箱」
武器/防具などの装備品を強化する「インチェントシステム」も実装される。MMORPGの装備強化システムといえば,失敗すると消失してしまうのが一般的だが,本作ではダウングレード止まり。アイテムが消失するのが嫌でなかなか強化できなかったり,一度入手したアイテムに愛着を持ったりしてしまうというプレイヤーには嬉しい配慮だ。ただし,例えば+5武器を+6に強化しようとして失敗すると,+4以下にグレードを下げられてしまう。当然ながら+の数値が大きいほど失敗の確率は増えていくのだが,今回実装される+10までは,数十回ほど強化を試せば大抵はたどり着けるだろうとのこと。当然ながら,運に左右されるので数字は参考程度に留めてほしい。
なお,装備が消失しない代わりといっては何だが,強化の手順は少々手間がかかる。まず強化に必要となる材料アイテムは,スキル習得用の「神聖物」から抽出する。神聖物と引き換えに抽出した材料アイテムは,武器用/防具用に分かれており,また付加できるオプションもそれぞれ異なる。なお抽出するためのスキルも存在し(全プレイヤーが最初から習得している),高レベルの装備を強化する材料を入手しようと思ったら,スキルのレベルも上げておかなければならない。さらに強化には,費用としてゲーム内通貨も必要となるので,失敗を繰り返しているといつまで経ってもお金が貯まらないという状況になる。
武器用の強化材料を抽出できた。材料名の「1段階」は,レベル10までの武器を強化できるという意味だ |
+1強化なのでアッサリ成功。+9から+10への強化ともなると,さすがに失敗は避けられないとのことだ |
「パンドラの箱」システムは,街など各地に設置された祭壇に所持アイテムを奉納することで別のアイテムに交換できるというもの。韓国での先行プレイレポートに掲載された「神の涙」とは別のシステムとなるので,混同しないようにしてほしい。
さて,アイテム二つを奉納すると,四つの空き枠に交換可能アイテムが割り振られるのだが,この時点では何になるのか分からない。そこで「目録の確認」をクリックすると,表示されている費用と引き換えに,どれくらいの確率でどんなアイテムと交換できるのかが分かる仕組みだ。当然ながら,価値の高いアイテムは交換できる確率は低めに設定されている。
もし表示されたアイテムが気に入らなければ,さらに費用を支払って目録を変えることも可能だ。逆に,最初から目録を表示させないという手もあり,これだと何に交換できるか分からないものの,費用はかからずにアイテム二つを消費するだけで済むというわけである。是が非でも欲しい物がある場合,あるいはアイテムが余っているうえに何もやることがない場合など,その時々のプレイヤーが置かれている状況に合わせて楽しめるギャンブル的要素といえるだろう。
ダンジョンと連合都市を含めた六つ以上のマップを追加
第2次クローズドβテストでは,マップも大々的に追加される。まずスタート地点としてグラキア族の「デルフィ」と,エティカ族の「パピルス」の二つ。また,ソルリス連合/ルーメン連合それぞれの都市を含むものが一つずつで計四つ。さらに,既報のインスタンスダンジョン「忘れられた聖地」が用意される。このダンジョンは連合別に異なる二つの入り口が存在し,対象プレイヤーはレベル25以上で,二人以上のパーティ必須。配置されるモンスターとボスモンスターはレベル30を越えている場合もあるとのこと。
また,テストプレイの時点では未定だったのだが,「無限大戦」と名付けられたインスタンスダンジョンが実装される可能性もあるとのこと。これはパーティ必須のいわゆるミッションクエストで,制限時間内にマップ上にポップアップしたモンスターを殲滅するとクリアとなり,次のステージに進めるといった感じのもの。クリアしたステージに応じてよりよい報酬が与えられる仕組みとなっており,もし今回実装されるようであれば最大5段階程度まで開放される予定だ。
2〜6人のパーティを組み,NPC「次元の案内人」に話しかけることで,無限対戦が開始される | ||
制限時間内に,広い街のどこかから出現するモンスターを,すべて退治すればステージクリア。報酬を受け取ったあと,すぐに次のステージに挑戦することになる。もちろん,ステージが進めば進むほど,モンスターのレベルや数,制限時間などの条件が厳しくなっていく |
そのほか,上記の韓国先行プレイレポートでも触れられているとおり,操作性やキャラクターの挙動などは大きく改善されている。また,マップをクリックしてのオート移動が実装された点や,ユーザーインターフェイスも画面下方にまとめられスッキリ見やすいものになっている点も指摘しておきたい。
コミュニティ部分ではギルドシステムやフレンドリストのほか,チャット専用ルームも用意されるとのことで,MMORPGに必要となる最低限の要素は今回で出揃う感じだ。なお,今回参加するプレイヤーのキャラクター名およびフレンドリストは,問題がなければ次回以降のβテストにも引き継がれる予定となる。
そうなると気になるのが次回βテストの予定だが,こちらは年が明けて2009年になる予定。オープンβテストになるか,それとも第3次クローズドβテストとなるかは今回の結果次第だ。ともあれ,第2次クローズドβテストは本日(12月15日)23:59まで募集中なので,興味のある人は応募してみよう。
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