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「バトルフィールド2142 最強クラン決定戦2006」の決勝トーナメント開催
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印刷2006/11/06 23:53

ニュース

「バトルフィールド2142 最強クラン決定戦2006」の決勝トーナメント開催

見事優勝したBurnign Love
 11月6日,人気マルチプレイFPS「バトルフィールド2142」における日本最強のクランを決定する「バトルフィールド2142 日本最強クラン決定戦2006」の決勝トーナメントが,東京は渋谷のクラブ「WOMB」で開催され,クラン「Burnig Love」が居並ぶ強豪を抑えて優勝した。
 お伝えしたように,応募のあった8チームのクラン(+一般参加チーム)によるオンライン予選が10月28日に行われ,その結果残った4クランが今日,オフラインで雌雄を決することになったのである。会場中央に大型スクリーンを設置し,広いマップの各所で起きる戦闘をリアルタイムで観客に見せるというスタイルで試合が進められた。
 実況/解説を行うのは,「BF2 CTL」「BF2142 CTL」などを運営するCTL(Clan Tournament League)代表の岡崎忠史氏で,試合の内容をユーモアたっぷりに解説し,会場の笑いを誘っていた。
 どうやらタイタンを移動させて,積極的に攻撃に参加させる状況のことを「攻めタイタン」と専門家は呼ぶらしい。いやー,知らなかったなあ。
 2回のハーフタイム(セクシーダンスショー付き)をはさんで準決勝2回,決勝1回が行われ,正午に始まった試合の決着がついたのは午後4時ちょっと過ぎ。勝利をおさめたのは上記のようにBurning Loveの8名だった。彼らは,現在のところ詳細は決まっていないものの,12月上旬に台湾で開催される予定の「アジア最強クラン決定戦」に出場し,日本代表としてアジア10か国の代表クランと,再び白熱した試合を演じてくれることになっている。
 というわけで,喜びに沸く彼らにちょこっとインタビュー。答えてくれたのはBuning Loveの代表である二星(NIBO Kou)氏である。



■優勝チーム「Burning Love」:喜びの声

4Gamer:
 おめでとうございます。勝因はなんでしょうか?

二星:
 ありがとうございます。勝因はやはりチームワークですね。そして緻密な作戦。

4Gamer:
 失礼ながら,下馬評ではさほどの評価をされていなかったBurning Loveですが,強豪クランを次々に破ってついに優勝。それもやはり緻密な作戦のおかげですか?

二星:
 いやもう,勝てるなんて思ってもいませんでしたが,その通りだと思います。

4Gamer:
 なんだったら,その「緻密な作戦」の内容を教えてくれませんか。

二星:
 いいですよ。秘密ですが,我々は,タイタンのシールドを破ってからが勝負ですので,三つのパターンを用意して試合に臨みました。一つは「敵がこちらのタイタンのシールドを先に破った場合」,そして「同時だった場合」。最後が「こちらが先に破った場合」。

4Gamer:
 ……その三つの可能性以外は,ちょっと思いつきません。

二星:
 うちには,味方のタイタンを守るエキスパートが一人いますので,守備は彼に任せて,残り全員で突入するわけです。そしたら勝った。

4Gamer:
 なるほど。二星さんはコマンダーをやるんですか?

二星:
 いや,コマンダー専門が一人いまして,彼が物資の補給だの砲撃だの細々したことをします。私は状況を的確に判断し,「攻撃しろ」とか「守れ」とかの命令を下すわけです。

4Gamer: ありがとうございました。では,12月のアジア大会もがんばってください。

 さて,表彰式の後,エキシビジョンマッチとして,“メディア代表”対”最強クラン”という,「勝負はすでに見えている」試合が公開された。とはいえ,常日頃最新ゲームに触れる機会の多いメディア代表。「もしかしたら……」という淡すぎる期待も一部にはあったものの,結局奇跡は起きず,メディア側のタイタンは哀れ沈没。Burning Loveは余裕の試合展開で,銃を使わずナイフ一本でメディアチームに挑んだり,タイタンのコンソールをナイフで破壊しようとしたり,用水路で泳いだりとやりたい放題だ。
 代表の二星氏はゲームに参加せず,“ハリセン”を持ってクランを督戦。一対一の撃ち合いに負けたメンバーや,戦闘機を墜落させてしまったメンバーに,バシバシ気合を注入していたのである。いやー,誰が考えたんだろう,こんな企画。もっとも,観客には大うけだったので,企画としては成功といえるかもしれない。ちくしょう。

 というわけで,バトルフィールド2142づくしの一日は終わった。主催のエレクトロニック・アーツは,これを機に,BF関連のイベントをさらにいろいろと企画しているとのことなので,情報が入り次第お知らせしていこう。(松本隆一)

(中央)解説のCTL代表,岡崎忠史氏
(左)負けるために作られた“メディア代表”チーム
  • 関連タイトル:

    バトルフィールド2142

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