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[TGS 2007#60]すべてのハードウェアで振動機能を追加? スピーカーを搭載した振動するゲームチェア「GENUS」が出展
ゲーマー用の振動チェアといえば,先日(9月21日深夜)の記事で「D-BOX GP-200」を紹介したばかり。あちらは,150万円というちょっと素敵な価格だったが。
本製品は下記に掲載しているスペック表のように,音とシンクロして振動する機能を持っている。これは入力された音響のレベルに応じて三段階の振動を発生させる機能とのこと。これにより,音ソースを入力できるハードウェアであれば,すべてに対応可能といえるわけだ。振動が発生するモーターは,背もたれに六つ,シートに二つ搭載されている。
また,プレイステーション2,Xbox,Game Cubeでは,コントローラを付属の変換コードにつなぎ,チェアに直接接続することで,Force Feedbackの信号で振動させられるという。こちらについては接続できる対応プラットフォームを今後も増やしていきたいとのこと。
なお,一つの音源ソースを最大3台までリンクでき,同時に振動させられるので,ゲームに限らず,映画などでも家族や友人と同じシーンで振動を感じたり,なんてことが可能だ。ほかにも振動によるマッサージ機能が付いていたりなど,なんだかお得感あふれるチェアである。名前はゲームチェアだが,その実態は多機能座椅子といった感じかもしれない。
なお,ファームウェアはUSB経由でアップデートできるらしく,新しい機能が開発されればソフトウェアで対応できる部分に関しては,常に最新の状態に保てそうだ。
このチェアの形状は,先ほども書いたように座椅子に近いものになっている。そのためゲームで利用する場合は,モニタ(テレビ)の位置が低くないと,ちょっと使いづらいかもしれない。とくにPCの場合,座椅子でゲームするというのはあまり一般的ではない気がする。
これはD-BOXも同じなのだが,この手の大きめなデバイスは,生活環境が配置に影響するので,購入前にちゃんと考えたほうがよさそうである。
さて,気になる価格について聞いてみたところ,日本では定価4万円での販売を予定しているとのこと。この値段であれば,実際に購入してみようかな? と思う人も結構出てくるのではないだろうか。現在,日本で代理店を探しているとのことで,そのうち店頭に並んでいるかもしれない。
Controller Signal Flow |
Motor Signal Flow |
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