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日本Shuttle,新コンセプトモデルベアボーンなどの記者説明会を実施
今回発表された製品群の中で,4Gamerとして注目したいのは,「SN27P2」「SD37P2」というキューブ型ベアボーンだ。これらは同社ベアボーンで初となる「P2」型番モデルで,メモリスロットを4本装備している点が最大の特徴となる。
SN27P2はチップセットにnForce 570を搭載するSocket AM2対応のベアボーン。PC2-6400/5300 DDR2 SDRAMに対応し,8GBまでのメモリをデュアルチャネルで利用できる。
拡張スロットは,PCI Express x16×1とPCI×1を備える。搭載される電源ユニットは定格400W(ピーク出力450W)のタイプで,本体にはPCI Express用の6ピン電源コネクタも備えている。日本Shuttleによれば,GeForce 7950 GX2搭載グラフィックスカードの搭載も確認済みとのことなので,高性能グラフィックスカードでも安心して利用できそうだ。なお,PS/2コネクタは省略されており,USB接続のキーボード,マウスしか接続できない点には注意が必要だろう。
ドライブベイは5インチ×1,3.5インチ×3を備える。チップセットのRAID機能を利用し,Serial ATA HDDによるRAID 0/1/5の構築が可能だ。バックパネルにはeSATAコネクタを1基備えている。
SD37P2は,SN27P2のIntelプラットフォーム版となる。チップセットにはIntel 975X Express+ICH7Rを採用し,メモリスロットを4本搭載する。対応メモリモジュールはPC2-5300/4200 DDR2 SDRAMとなり,最大搭載容量は8GB。対応CPUはPentium D/4,Pentium Extreme Editionで,残念ながら現在のところ,最新のCore 2 Duoへの対応は謳われていない。同じシャーシを利用しているため,拡張スロットやドライブベイはSD27P2と同じとなる。
発売予定時期と予想実売価格は,SN27P2が7月中旬予定で4万4000円前後,SD37P2は8月中旬予定で4万円台後半となっている。
Core Duo対応のリビングPC「X100」についての説明も行われた。X100はMac miniのような超省スペース型PCであるが,CPUにCore Duo T2050を搭載し,GPU(グラフィックスチップ)がMobility Radeon X1400,HDDはノート向けの2.5インチではなく3.5インチのSerial ATA HDDを利用している。現行の3D MMORPGでも,比較的動作の軽いものなら問題なくプレイできそうなスペックだ。
日本Shuttleによれば,X100はベアボーンではなくPCシステムとして発売する可能性が高いという。X100は8月下旬の発売を予定しており,予想実売価格はCore Duo T2050搭載モデルが9万円台後半,Core Solo搭載モデル(CPUクロック不明)が8万円台後半で提供されるとのこと。(oNo)
※7月12日追記:リリース内容の変更に伴い,X100 Core Duo搭載モデルのプロセッサ・ナンバー記述を修正しました。
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