［E3 2006＃171］Eidos，3種類の特殊能力を駆使するSFアクション「Rogue Trooper」を展示

　Eidos Interactiveのクローズドブース内には，7〜8本のタイトルがひしめくように展示されていた。ブース内はかなり混雑していたうえに，時間制限もあったためあまり詳しい話は聞かなかったが，できる限り紹介したい。

　「Rogue Trooper」は，プレイステーション2，Xbox，そしてPC用に開発中の三人称視点アクションゲームで，アメリカやヨーロッパで発行されている雑誌「2000AD」で高い人気を誇る，同名コミックをベースとしている。

　本作の舞台は惑星「Nu Earth」。主人公（＝プレイヤー）は，格闘技や銃器類全般の扱いに長けた兵士で，遺伝子操作が行われたことにより，特殊な能力を備えているという設定だ。
　その能力とは，息絶える者から特殊能力を受け継ぎ，自分で使えるようにできるというもので，物語の序盤のうちに3人の仲間を倒され，彼らの特殊能力を獲得した主人公が，にっくき仇「ジェネラル」を討つべく立ち上がるのだ。



　主人公が備えているのは，離れた場所から銃器を自在に操る能力，倒した敵からアイテムなどを奪い取る能力，隠された扉などを見つけ出す能力の3種類で，これらの特殊能力をいかに使い分けるかが，ゲーム攻略の鍵となるという。また，13のミッションで構成されたシングルプレイモードや，五つのマップが用意されたマルチプレイモードを備えているとのことだ。

　日本国内でメジャーとはいえないコミックをベースにしているだけに，広くお勧めできるとは言い難いものの，原作はもちろん，海外のコミックが好きな人は，プレイしてみてはいかがだろうか。本作は，北米地域では5月末に発売される予定となっている。（ライター：川崎 政一郎）