Valveが「Half-Life 2: Episode Two」のプレイヤー動向統計を発表

　10月9日に「Half-Life 2: Episode Two」をリリースしたValveが，自社のオンライン配信サービス「Steam」で集計したプレイヤーの動向統計を公開した。

　それによると，発売から11月19日までの5週間あまりで，Episode Twoは49万7337回もプレイされ，エンディングを迎えるまでの所要時間は，平均6時間13分であることが分かった。
　また，DirectX 9.0cの公開時にSourceエンジンで対応した，HDRモードの利用率が76.68％を記録している点など，いろいろと興味深い情報が多い。
　このほか，各マップにおける死亡率の高い位置などのデータもあり，Steamのデータ集計能力の高さにあらためて感心させられる。

　Valveは，前作「Half-Life 2: Episode One」のデータも公開しており，こちらは2006年6月10日から2007年11月19日までの17か月間で約685万回もプレイされているようだ。なお，このデータによると，エンディングクレジットにたどり着いた人が，39％ほどとなっているが，これについてValveは統計方法にミスがあった可能性を示唆している。

　こういった統計情報の公開の目的についてValveは，「情報公開によって皆さんに喜んでいただくだけではなく，より良い作品作りにの手助けになることも期待しています」としている。
　すべての情報が開示されているわけではないと思われるが，Steamはパッケージ販売以上にダイレクトな情報を得られるため，マーケティングや開発に役立つ……という以前からの評価が正しかったことを証明できたと言えるだろう。