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[E for All]チューンナップされた「Gears of War」PC版がゴールドに
PC版は,最新版の「Unreal Engine 3」にチューンナップされたグラフィックスとなっており,Xbox Live!でリリースされたマップのほか,いくつかのオリジナルコンテンツも同梱される。E for All Expoでは,ヒューレット・パッカードのブースにおいて同社のコアゲーマー向けハードウェア「Blackbird 002」のデモの一つとして,Gears of Warの“ゴールド版の1歩手前のバージョン”が出展されており,二人対二人でのマルチプレイが楽しめるようになっていた。
PC版Gears of Warでは,Xbox 360用のゲームパッドを使用することも可能だが,Epic Gamesが自らを“コントロール・フリーク”と表現するほどキーボードとマウスを使用した操作面でのチューンナップが行なわれている。Xbox 360と異なるのは,マウスで銃撃したときの反動がよりシビアになっていることだ。マウスのほうがより的確にコントロールできることから,ゲームパッドのプレイヤーにとってハンデにならないように調節されたものである。
Xbox 360用ゲームパッドとキーボードの認識はリアルタイムで行なえる。つまり,ゲームパッドでうまくコントロールできないと感じたとき,ゲーム中でもとっさにキーボード&マウスコントロールへ切り換えられるのだ。いちいちオプション画面を引き出すことなく自動的に移行できる優れたシステムになっているわけだ。
Xbox 360版Gear of Warにおける人気の理由の一つが,「Aボタンで何でもできる」というもので,カバー,ジャンプ,ダッシュ(ラン)などすべてAボタン一つで行なえる。ただ,カバーするつもりで横とびしてしまうなんてこともあったために,この操作が完璧であると言い難いのも事実だった。このためなのか,キーボードではAボタンをSpaceバーに置き換えているものの,前進移動用のWボタンを2度タップすることでダッシュになるという仕様に変更されていた。
PC用に開発された新モードが,マルチプレイ用のKing of the Hillモードである。Xbox 360版のAnnexモードに似ているが,マッチごとにランダムに設置されるマップ中の陣地を,一つのチームが死守しなければならないというものだ。これらの陣地は割とオープンな場所にあるので,各プレイヤーが連携して敵の侵攻を防がなければならない。
基本的には移植であるが,もともとPCゲームの開発をメインとしていたEpic Gamesらしく,「PC版にはPCの良さを引き出せるゲームを」という同社のスタンスが,Gears of Warの数々の変更点から確認できる。解像度は最大で1920×1200ドットへと引き上げられており,Games for Windows - Liveもサポート。ただし,Xbox 360版プレイヤーとのオンライン対戦を実現するクロスプラットフォーム仕様にはならないとのことだ。PCの最低スペックはIntel製なら動作クロック2.4GHz以上,AMD製なら同2GHz以上のシングルコアCPU,そして1GBのメインメモリとATI Radeon X700/GeForce 6600レベルのグラフィックスチップが推奨されていた。
- 関連タイトル:
Gears of War
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