HORI，サッカーゲームに特化したゲームパッド「ファンタジスタ」を11月に発売。背面アナログスティックなどの独自機能で操作性の向上を図る

　HORIは，PlayStation 3用ワイヤードゲームパッドの新製品「サッカーゲーム用コントローラ ファンタジスタ for PlayStation 3」（以下，ファンタジスタ）を， 2013年11月に発売すると発表した。PlayStationのオフィシャルライセンス取得製品で，価格は3980円（税込）となっている。

カラーはブラックとホワイトの2種類。「ウイニングイレブン」や「FIFA」の大会で高い戦績を持つマイキー氏や，e-sports SQUAREの協力を得て，サッカーゲームプレイヤーの意見が反映されているという

　ファンタジスタは，その製品名ですべてが説明されているような気はするが，サッカーゲームでの使用を前提にしているという，珍しいアプローチのゲームパッドだ。
　何をもって「サッカーゲーム用」を謳っているのかというと，まずはアナログスティックの仕様だ。通常のゲームパッドであれば，アナログスティックの周りは円形になっているものだが，ファンタジスタの場合は八角形になっている。これにより，思い通りの方向にアナログスティックを倒してシュートやパスを繰り出せるとのことだ。
　また，アナログスティックの長さも短めで，細かな方向転換が行いやすくなっているという。


　そして，さらに面白いのが背面だ。本製品の背面には，右側にアナログスティックが，左側に「ファンクションボタン」が搭載されているのである。背面アナログスティックは，右アナログスティック同様に，8方向の入力が行える。そのため，これを薬指などで操作すれば，本来アナログスティックを操作するはずだった親指が空くので，フェイントを行いながらチームメイトへの指示を出すといった操作ができるというわけだ。
　もう1つの特徴であるファンクションボタンは，ほかのボタンを割り当てられるというもの。2ボタンの同時押しを割り当てておくことも可能なので，ゲーム中に使用頻度の高い同時押し操作をこのボタン1つで行うといった使い方もできる。


　また，筐体側面の［L2/R2］ボタンは，通常のゲームパッドではトリガー式になっているが，ファンタジスタでは連続で入力しやすいよう，ボタン式になっているのもポイントといえるだろう。

　独自仕様が多いだけに，その使い勝手はなかなかイメージが湧かないところだが，ここまで特化しているのは面白い。スパイクっぽい模様のグリップや，サッカーボールが描かれたアナログスティックなど，デザインもなかなか凝っているので，サッカーゲーム好きであれば一度は手に取ってみたいと思える製品ではないだろうか。

「ファンタジスタ」公式サイト