鉄道シムでお馴染みDovetail Gamesが「Microsoft Flight」技術を使用した新作フライトシムを制作へ。「Microsoft Flight Simulator X」のSteam配信も

　「RailWorks」「Train Simulator」といった鉄道シミュレーションゲームシリーズを手がけてきたイギリスのDovetail Games。同社はイギリス時間の7月9日，「Microsoft Flight」の技術を使用した新作フライトシミュレーションゲームに関するライセンス契約を締結したとの発表を行った。新作は，2015年にリリース予定。
　Dovetail Gamesはこれに加えて「Microsoft Flight Simulator X」（邦題 マイクロソフト フライト シミュレータ X）を配信する権利も獲得しており，デラックス・エディションと拡張パック「ACCELERATION」（邦題 栄光の翼）を含む「Microsoft Flight Simulator X: Steam Edition」を，2014年後半にSteamでリリースするとしている。

Microsoft Flight Simulator X ※4Gamerレビューより

　2006年に英語版の第1作が発売されたフライトシミュレータ Microsoft Flight Simulator Xは，Microsoft Flight Simulator 2004の後継バージョンとしてリリースされた作品。Windows Vista時代のDirectX 10に最初に対応するゲームタイトルの一つでもあった。
　最もメジャーなフライトシミュレータといっても過言ではないMicrosoft Flight Simulator Xだが，Microsoftで同シリーズを手がけていたAces Studioが2009年をもって閉鎖されたため，同作以後は続編が制作されていない。シミュレーションゲーム制作に定評のあるDovetail Gamesが，Microsoft Flightの技術をどう吸収してどのようなタイトルに仕上げるのか，続報に期待しよう。

DOVETAIL GAMES’ LICENSING DEAL WITH MICROSOFT TAKES FLIGHT