グリーンのカラーをまとったコスパ重視のゲーマー向けノートPC「NEXTGEAR J6」をマウスコンピューターが発売

　2023年10月24日，マウスコンピューターは，ゲーマー向けPCブランド「NEXTGEAR」では初となるノートPC「NEXTGEAR J6」シリーズを発売した。内蔵GPUにNVIDIAのGeForce RTX 40シリーズを，CPUにはAMDのノートPC向けRyzen 7040HSシリーズを採用しながら，最も安価な製品で税込12万4800円という手の届きやすい価格を実現したのが特徴だ。

NEXTGEAR J6

　同時に発表となったNEXTGEARのデスクトップPC「NEXTGEAR JG」シリーズ新製品と合わせて，簡単に紹介しよう。

NEXTGEAR J6シリーズ

　NEXTGEARブランドでは，ゲーマーからの声を重視して製品開発に生かすという取り組みが行われている。たとえば，NEXTGEARのデスクトップPCで使われているPCケースは，X（旧称 Twitter）でのアンケートで最も多くの支持を集めたデザインを採用したといった具合だ（関連記事）。
　今回発売となるNEXTGEAR J6も同様で，本体のカラーは何がいいか，4種類の候補から選ぶアンケートをX上で実施したとのこと。その結果，選ばれたのは，マウスコンピューター側が予想していなかったグリーンだったそうだ。

NEXTGEAR J6の天板は，アンケートで選ばれた緑色を採用した

【緊急アンケート】

皆さん的にどのゲーミングノートPCのカラーが良きですか？？？
コメント欄のアンケートで教えてください！！！！！！ pic.twitter.com/VnnLJ9Qe3A

— マウスコンピューター ゲーミング (@GTUNE_NEXTGEAR) July 12, 2023

　NEXTGEARブランドは，価格対スペック比の高さが大きな特徴であるが，ブランド初のノートPCであるNEXTGEAR J6も，その点は同様である。まず，内蔵GPUには，エントリー市場向けの「GeForce RTX 4050 Laptop GPU」，またはミドルクラス市場向けの「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」を採用。CPUには，6コア12スレッド対応の「Ryzen 5 7535HS」，または8コア16スレッド対応の「Ryzen 7 7840HS」を採用しており，とくにフルHD解像度程度で表示するゲームであれば，快適にプレイできそうだ。
　また，メインメモリ容量も標準でDDR5-4800準拠の16GB（8GB×2），Ryzen 5 7535HS採用モデルでは標準で32GBを搭載している。一方，内蔵SSDは最小で256GB，そのほかに512GBと1TBという構成も用意しているそうだ。

　NEXTGEAR J6におけるもう1つの特徴が，搭載する液晶パネルである。サイズは16インチで，解像度は1920×1200ドット，アスペクト比は流行りの16：10だ。最大リフレッシュレートは165Hzと，比較的安価なゲーマー向けノートPCとしては，高いリフレッシュレートでゲーム映像を表示できるのもポイントである。

　また，キーボードは，全キー同時押しが可能な「Nキーロールオーバー」対応であるなど，低価格なノートPCでは軽視されやすい要素もきちんと押さえているのは，NEXTGEAR J6における評価できる点だろう。

キーボードはNキーロールオーバー対応。キーにはカラーLEDイルミネーションが組み込まれており，4つのゾーンごとにLEDの光り方をカスタマイズできる

　公称本体サイズは358.4（W）×268.3（D）×26.3（H）mmで，公称本体重量は約2.29gである。

　これだけの仕様を詰め込んだうえで，税込の販売価格は，Ryzen 5 7535HSとGeForce RTX 4050，メインメモリ容量16GB，内蔵ストレージ容量256GBの最小構成で12万4900円，最上位構成でもRyzen 7 7850HSとGeForce RTX 4060，メインメモリ容量32GB，内蔵ストレージ容量1TBの構成で税込18万9800円に収めている。
　初めてのゲーマー向けノートPCを探している人や，ノートPCの買い換えを検討しているが，20万円以内で済ませたいという人には，歓迎されそうな製品だ。

NEXTGEAR JGシリーズ

　デスクトップPCのNEXTGEAR JGシリーズには，AMDのゲーマー向けCPU「Ryzen 7 7800X3D」を採用する製品「NEXTGEAR JG-A7A8X」が追加となった。BTO標準構成価格は税込25万4800円となっている。

NEXTGEAR JGシリーズ（写真右）に，ウルトラワイドディスプレイやキーボードをセットにした「ウルトラワイド5点セット」

　PC本体だけでなく，単体では販売されていないiiyamaブランドの34インチウルトラワイド液晶ディスプレイや，Logicoolのゲーマー向けキーボード，マウス，ヘッドセットとセットにした「ウルトラワイド5点セット」も同時に発売となった。

　本機が採用するRyzen 7 7800X3Dは，AMD独自のキャッシュメモリ積層技術「AMD 3D V-Cache Technology」を採用することで，容量96MBという大容量L3キャッシュメモリを搭載したCPUだ（関連記事）。CPUコア数は8基，対応スレッド数は16で，最大動作クロック5.5GHzで駆動できる。
　この大容量L3キャッシュメモリによって，よりコア数が多かったり，より動作クロックが高かったりするCPUと比べても，高いゲーム性能を実現するのが大きな特徴だ。

　グラフィックスカードには，同じAMDの「Radeon RX 7800 XT」搭載カードを採用。メインメモリ容量は16GB，内蔵ストレージ容量は1TBだ。搭載CPUやGPUと合わせて考えると，価格対スペック比はかなり優秀と言える製品だろう。

　なお，今のところ，NEXTGEARのデスクトップPCは黒ベースのPCケースを採用しているが，参考出展として，白いカラーリングのPCケースも披露された。白いPCケースを採用する製品は，まだ正式発表前ではあるが，遠くない将来に，ユーザーが選択できるようになるだろう。

ホワイトモデルのPCケース（左）を採用するNEXTGEARも登場

10〜20代のゲーマー向けに割引キャンペーンも実施

　NEXTGEAR新製品の発売に合わせて，マウスコンピューターでは，新たに「NEXTGEAR 10-20s割 プログラム」というキャンペーンを開始することを発表した。

　30歳未満の消費者を対象に，マウスコンピューターの「マイページ」で会員登録を行うと，NEXTGEARのPC購入時に使える特別割引クーポンをもらえるというものだ。とくに，10月31日10：59までに登録すると，1万1000円割引のクーポンをもらえるので，なるべく安くゲームPCを購入したいと考えている人は，マウスコンピューターのWebサイトをチェックして見よう。

マウスコンピューターのNEXTGEARブランドページ