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[G★2005#042]「クールにバスケFREESTYLE」の開発会社,ホラーアクションの新作「Ghost X」を発表
以前にお伝えしたとおり,セガと共同の「シェンムーオンライン」の開発を中断するほど,自社の開発能力を重視する同社ゆえ,G★ 2005での新作公開は注目を集めてきた。
業界では「FreeStyleのようなスポーツオンラインジャンルだろう」という予測が支配的だったが,結局,会期初日(11月10日)に公開された同社の新作は,まったく意外なことに「少年少女の4次元アクション童話」という副題の付いた,アクションRPG「Ghost X」(ゴーストX)だった。
同社の発表によると,少年と少女のキャラクターが主人公となって,4次元世界で妖怪達に対抗して対戦するゲームだという。Ghost Xは,3DカジュアルアクションRPGに属する作品として,2004年7月に秘密裡に開発が始められたという。
秘密主義のイメージ戦略なのか,同社ブースの2階には黒い幕で覆われた部屋が用意され,そこでプレイムービーとコンセプトムービーが公開された。
それらを見る限り,Ghost Xはかなりスピーディなアニメーション風のアクションRPGらしい。最近韓国で流行っている,カジュアルアクションゲームの流れに沿っているようだ。
公開されたGhost Xのストーリーは,おおむね以下のようなものである。ある日突然,現実世界を支配するために出現した妖怪達に対して,少年少女の主人公達が世界を救うために死闘を演ずる。コミック作品にままあるシナリオといえようか。
しかし,登場するモンスターはGhost Xという作品名には似つかわしくない可愛らしさで,いかにもコミック的な姿をしている。主人公キャラクターとモンスター達を見れば,メインターゲットが小学生位になることは容易に予測できる。
同作品のクエストは,単純に妖怪を倒すことから,シナリオによって相互に関連づけられたエピソードまで,さまざまなあり方を見せる。クエスト同士を複雑に絡み合わせることで,プレイヤー達を次のクエストに誘導していき,いわば沒入度を高めているという。
同社の関係者は「複雑な世界観や難しいプレイ方式のRPGの形態を排し,単純で直観的なプレイ方式と,易しい操作感を表に立てている。とくにまるでアニメ作品を見るようなグラフィックス構成で,プレイしてみたい作品に仕上げることが目標」とコメントした。より迫力溢れるストーリーラインと,アニメのように,誰にとっても親しみやすいグラフィックスを実現すべく,開発が続けられているGhost X。クローズドβテストは2006年の上半期を目標にしているとのことだ。(Kim Dong Wook)
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Ghost X
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