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ELSA,マザーボード市場参入を正式発表
同社いわく「ハイエンドゲームユーザー」がターゲットというELSA QUALIMO ENF4SLI-16ARが搭載するチップセットはnForce4 SLI X16。2本のPCI Express x16スロットを,それぞれフルスペックの16レーンで利用できるため,ELSA GLADIACなどのGeForceシリーズ搭載グラフィックスカードでNVIDIA SLIを構築するのに最適な製品とされている。
同製品は,サウスブリッジからの発熱をヒートパイプで電源部のヒートシンクまで運び,それをCPUクーラーからの風でケース外へ直接排出する「E.S.C.S.」(ELSA Silent Cooling System)を採用し,マザーボード自体はファンレス仕様になっているのが特徴。標準で2ボールベアリング仕様の「SLI Bridge Fan」が付属しており,2枚のグラフィックスカード間にある,熱がたまりやすい部分を,効率的に冷却できるようにもなっているという。
POSTコードを表示できる7セグメントLEDを用意するのも,特徴の一つだ。7セグメントLEDに,PC起動/動作時におけるマザーボードの状態を16進数で表示できるようになっているから,トラブルの切り分けがしやすくなる,というわけである。
このほかハードウェア面を見てみると,PCI Express x16以外の拡張スロットはPCI Express x1 ×2,PCI×2。オンボードではnForce4によるNVRAID 0/1/0+1/5(転送速度3Gbps対応)と,Silicon Image製コントローラ「SiI 3132」が提供する2ポートのSerial ATA RAID 0/1が利用可能だ。また, NVLANによる1000BASE-T LAN,Texas Instruments製コントローラ「TSB43AB22A」によるIEEE 1394a,Realtek Semiconductor製AC'97 CODECによる7.1chサウンドと光デジタル入出力も用意されている。
なお,4Gamerでは,ELSA QUALIMO第1弾製品となるこのゲーマー向けマザーボードの詳細,そしてマザーボード市場へ参入したエルザジャパンの狙いを探るべく,発表に合わせてインタビューを行っているので,興味のある人は併せてチェックしてみてほしい。(佐々山薫郁)
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