プレイレポート
筋金入りのガンダムファンも納得の出来! 「SDガンダム カプセルファイター オンライン」先行プレイレポートを掲載
公式サイトが4月9日にオープンし,公式SNSのテスト運用が先日開始されたほか(関連記事),クローズドβテストのスケジュールがアナウンスされるなど(関連記事),正式サービスに向けて着々と準備が進められている。
今回4Gamerでは,ローカライズ作業真っ只中のCJインターネットジャパンを訪ね,SDGOの魅力に一足早く触れてきたので,そのレポートをお届けしよう。
「SDガンダム カプセルファイター オンライン」公式サイト
機体の3Dデザインはトムクリエイトが担当。筋金入りのガンダムファンも納得のクオリティ
古くからの読者ならば知っているかもしれないが,実は4Gamerではこの作品に関し,かなり前(2005年)から情報を追ってきた(関連記事一覧)。すでに韓国では,2007年に正式サービスがスタートし,その後中国や台湾,香港で順次サービスが開始されている。
このように,海外ではサービスインからかなりの時間が経過していることもあり,実装されている機体の数は多く,またゲームコンテンツについても,ソロプレイからマルチプレイまで幅広く用意されている。コンテンツが充実していることは,SDGOを楽しみにしてきた人にとってうれしいポイントの一つだろう。
これまでさまざまなプラットフォームに向けて,「機動戦士ガンダム」シリーズを題材とする膨大な数のゲームがリリースされてきた。そんな中,「SDGOならではの魅力は何か」と問われれば,それは,デフォルメされたモビルスーツ/モビルアーマーの3Dデザインだといえる。
掲載したスクリーンショットからも分かるように,モビルスーツ/モビルアーマーがどのようなアクションを繰り出してもデザインが破綻せず,しっかりと“SDガンダム”している印象だ。
同社は,「SDガンダム Gジェネレーション ウォーズ」などで知られ,熱心なガンダムファンからも高い評価を獲得しているメーカーである。そのうえ当然ながら,バンダイ自身も監修を行っているので,“韓国産”ガンダムゲームとはいえ,機体のデザインについてはまったく心配無用といえるだろう。
筆者自身,熱心なガンダムファンの一人で,取材前はモデリングのクオリティが気になっていたのだが,実際にゲームをプレイして,モビルスーツ/モビルアーマーのコレクションやカスタマイズ(後述)に本格的に取り組める日が,今から待ち遠しくなってしまった。
ファーストからUCまで,世代/作品を超えたモビルスーツ/モビルアーマーが多数集結
その中には,例えば,個性的な機体が多数登場する「機動武闘伝Gガンダム」や,プラモデルなどで独自展開されてきた“モビルスーツバリエーション”(MSV)も含まれており,長いガンダムの歴史に関わる非常に多くの機体が3Dで表現されているのである。
ちなみに,現在韓国版には300以上もの機体が実装されているとのことで,ゲーム全体が相当大きなボリュームであることがうかがえる。
日本での正式サービス開始時点では,そのうち50種類ほどの機体が実装される予定となっており,その後,随時追加されていくことになる。
ガシャポンに含まれているのはモビルスーツ/モビルアーマーのみで,ハズレとして消耗品が出てくるといったことがない点は要注目だ(もちろん,必ずしも希望の機体が手に入るとは限らないが……)。
ガシャポン筐体は複数用意されており,それぞれ,モビルスーツ/モビルアーマーを6種類ずつ含んでいる。あらかじめラインナップが確認できるので,獲得したい機体が入っているガシャポンを選んでまわせるのはありがたい。
ガンダム作品を舞台としたシナリオも満喫できる
TPSであるSDGOには,一般的なTPSと同様,「W/A/S/D+マウスによる照準」という操作方式が採用されているが,ゲームパッドにも対応済みだ。また,方向キーの2度押しによるダッシュ移動,スペースパーでのジャンプ/ホバリングも行える。
武器は,機体ごとに最大4種類を搭載可能で,数字キーの1〜4キーでそれぞれの武器に切り替えられる。
基本的に,モビルスーツ/モビルアーマーごとの特性に合う武器が用意されており,近接攻撃系から遠距離攻撃系まで幅広くラインナップされている。
ライフル系の武器の場合はスコープモードに切り替えられるほか,マウスの右ボタンを押しっぱなしにすることでロックオンも可能だ。この仕組みのおかげで,アクションゲームにあまり馴染みがないという人も,気軽に楽しめるのではないだろうか。
ちなみに,モビルスーツ/モビルアーマーに搭載できる武器のうち,4キーに割り当てられているのは特別なタイプである。この種の武器では,プレイ中にゲージを満タンにすることで“必殺技”が使用可能となり,これが見事に決まると,カットシーンが差し込まれる。格闘ゲームに見られる“乱舞系”の攻撃をイメージすると分かりやすいだろう。
また今回の取材では,変形可能な機体のうち,「アッシマー」「メタス」を体験できた。先ほど述べたように,SDGOはモデリング自体のクオリティが高いため,変形プロセスを眺めるのがとても楽しく,思わず繰り返し変形操作を行ってしまった。
シナリオモードは,ガンダム作品の名場面を追体験するという内容だ。今回の取材では,香港を舞台に巨大なサイコガンダムと戦うシナリオと,スペースシャトル打ち上げまでのあいだ,時間を稼ぎつつ敵の猛攻をしのぐシナリオを体験できた。Zガンダムのファンならば,「あぁ,あのシーンね」とピンと来ることだろう。
とはいえ各シナリオは,大まかな舞台設定以外,それほど厳密に原作のストーリーを再現したものにはなっていないようである。というのも,例えば香港のシナリオではサイコガンダムが3機出現したり,スペースシャトルのシナリオでは,敵のモビルスーツに「リック・ディアス」が紛れ込んでいたりするのだ。
まあ,すべてのシリーズ作品からモビルスーツが登場するSDGOでは,これくらいのアバウトさでちょうどよいのかもしれない。
もう一方の対戦モードでは,いわゆるデスマッチにあたる「バトルロイヤル」や,チームデスマッチにあたる「チーム戦」がプレイできる。
カスタマイズ要素も盛りだくさん
戦いを通じて経験値が獲得できる仕組みとなっており,それが溜まってレベルアップすると与えられる「カスタムポイント」を,攻撃力やスピードといったパラメータに割り振れるほか,成長の過程でさまざまな特殊スキルを習得できる。
もちろん機体の種類により,パラメータごとに上限が設けられているものの,お気に入りのモビルスーツ/モビルアーマーを使い込み,育てていく楽しみは味わえそうだ。
機体の外見を細かくカスタマイズできるのも,SDGOのウリの一つとなっている。中でもとくに興味深いのがペイント機能で,機体ごとにあらかじめ区分けされた5〜6部位について,色を個別に指定できるのだ。
この機能を使えば,簡単な操作でオリジナルカラーのモビルスーツ/モビルアーマーを生み出せる。「ガンダムMk-II」をティターンズカラーに変更したり,ジョニー・ライデン仕様のゲルググなども作れそうだ。
限られた時間しか触れなかったが,それでも,SDGOがガンダムゲームとして高いポテンシャルを持っていることは,しっかり理解できたつもりだ。
とくに印象深かったのは,やはり,モビルスーツ/モビルアーマーのモデリングがよくできていたことで,おそらく,古くからのガンダムファンも満足できる仕上がりだと思う。
先日お伝えしたように,本作のクローズドβテスター5000名の募集が4月30日に開始される予定だ。クローズドβテストのゲームデータは,オープンβテストでも引き続き利用可能となる予定なので,話題の本作をいち早く体験すべく,奮って応募しよう。
「SDガンダム カプセルファイター オンライン」公式サイト
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SDガンダム カプセルファイター オンライン
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(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS
Produced by BANDAI KOREA
Developed by SOFTMAX / Published by CJ Internet Japan.
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