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[GC 2005#13]お茶目なコミック系アドベンチャー「Tony Tough 2」
その二人の最新作が,オリジナル作品をさらに遡った前章として描かれている「Tony Tough 2 in the Rake's Progress」である。その名前からは想像もつかないほど華奢な体と大きなメガネがトレードマークの中年探偵トニー・タフも,本作では13歳の可愛くお茶目な少年だ。時代は1953年に設定され,トニーが生まれ育ったアメリカ南西部の砂漠地帯にある小さな町を舞台に,彼に降りかかる最初の事件を解くことになる。
会場ではムービーだけのデモが用意されていたが,ポイント&クリックでマップの要所にキャラクターを進めていく方式は,これまでどおり。開発者はリアルタイムでの照明やパーティクル効果になるというが,ムービーでは影の効果を確認できたくらいだったのは残念。年内中のリリースを目標にしているというが,まだ先は長そうだった。ロケーションは30か所ほどが用意されることになる。
アドベンチャーゲームであるためにストーリーについて深くは語られなかったが,係員の話では,アメリカンインディアンの伝統が関わってくるらしい。ちなみに,1953年といえば,UFO墜落のウワサが飛び交ったニューメキシコの"ロズウェル事件"を思い起こす。最近少ないコミック系のアドベンチャーだけに,少し注目しておきたい作品の一つである。(奥谷海人)
- 関連タイトル:
Tony Tough 2
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