Logitech G，ゲーマー向け新型マウス「G502 X」シリーズを発表。大幅な軽量化と新型の光学式スイッチ採用が見どころだ

　北米時間2022年8月30日，Logitech International（日本ではロジクール，以下 Logitech）は，ゲーマー向け製品ブランド「Logitech G」（日本では「Logicool G」）の新型マウス「G502 X」シリーズを発表した。
　

G502 Xシリーズ

　
　製品ラインナップと米国市場での価格は以下のとおり。

• G502 X PLUS Gaming Mouse（以下，G502 X PLUS）：ワイヤレス接続対応，LEDイルミネーション搭載，159.99ドル（約2万2000円）
• G502 X LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse（以下，G502 X LIGHTSPEED）：ワイヤレス接続対応，139.99ドル（約1万9400円）
• G502 X Gaming Mouse（以下，G502 X）：ワイヤード接続対応，79.99ドル（約1万1000円）

　G502シリーズは，2014年に登場した初代モデル「G502 Proteus Core Tunable Gaming Mouse」から，改良を加ええつつ，いまなおリリースされ続けているLogitech Gの主力マウスである。
　今回発表となったG502 Xシリーズは，既存製品から筐体設計を見直すことで，ワイヤレスモデルで最大約14g軽い約99.7g（G502 X LIGHTSPEEDの場合），ワイヤードモデルで約32g軽い約89gと大幅な軽量化を実現した。

G502 Xで採用する新型光学式スイッチLIGHTFORCEのイメージ図

　また，G502 Xシリーズでは，メインボタンのスイッチに，独自の「LIGHTFORCE hybrid optical-mechanical switches」を採用したのも見どころと言えよう。Logitechによると，LIGHTFORCEは，高い応答速と耐久性を備えた光学式スイッチと，メカニカルスイッチのクリックを兼ね備えているのが特徴だという。これまで採用していたスイッチを比べて，応答速度が約1.7倍早くなったそうだ。
　なお，搭載センサーは，「PRO X SUPERLIGHT Wireless Gaming Mouse」をはじめする，Logitech製マウスの上位モデルで実績豊富な「HERO 25K」を採用している。

　G502 X PLUSとG502 X LIGHTSPEEDは，低遅延を特徴とする特徴の独自ワイヤレス通信技術「LIGHTSPEED」を採用したのもポイントだ。両製品の目に付く違いは，G502 X PLUSはカラーLEDイルミネーションを備えるのに対して，G502 X LIGHTSPEEDは非搭載なことくらいだろうか。

G502 X PLUS

G502 X LIGHTSPEED

　G502 X PLUSは最大120時間，G502 X LIGHTSPEEDは最大140時間というバッテリー駆動時間の長さも特徴で，それに加えて，どちらの製品もマウスパッドに組み込まれたワイヤレス自動充電システム「POWERPLAY Wireless Charging System」に対応している。

　一方のワイヤードモデルのG520 Xは，G502 X PLUSや，G502 X LIGHTSPEEDからワイヤレスやLED関連の機能を省略したシンプルなマウスとなる。軽量の多ボタンマウスを使いたいゲーマー向きの製品だ。

G502 X LIGHTSPEED

　G502シリーズは，eスポーツゲーマー向けの多ボタンマウスとして人気の高い製品で，継続して使っているという人も多いだろう。G502 Xでは，デザインは大きく変えないまま，軽量化と内部パーツの更新という正当進化をはたしており，従来のファンに限らず魅力的な製品と言えるだろう。

LogitechのG502 X PLUS製品情報ページ（英語）

LogitechのG502 X LIGHTSPEED製品情報ページ（英語）

LogitechのG502 X製品情報ページ（英語）