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[GC 2005#35]ついに「FIFA 2006」の全容が明らかに
相変わらずJリーグが参入していないのは仕方がないこととして,FIFA 2006では21リーグを超えるチームの選手やスタッフの最新データを用いており,その人数規模はついに1万人を超えた。また今作では,アディダスやアンブロなどシューズまでのライセンスを受けており,そのディテールへのこだわりが尋常でないことが分かるだろう。
FIFA 2006ではコントロールに再度の見直しが図られ,二つのアナログスティックを併用することで,フェイントやクイックパス,ボールシールドなどの微妙な調整が可能になっている。進行方向にいる相手の後方にいるチームメートにパスし,そのままスルーしたところで素早くパスを返すという,現実のサッカーでは基本だがゲームでは表現しづらかったことが,本作では可能なのだ。
フリーキックも見直され,右側のアナログスティックでキックの強度が変化するようになっている。アナログスティックを目一杯押して蹴ると強烈なキックになるが,ゴールキーパーには止めるのが難しくても,加速度の変化でボールが曲がったり,精度が悪くて手前の壁に当たったりする可能性が高くなるということだ。
ゴールといえば,以前からファンの要望が高かった"ネットの揺れ"も表現できるようになっている。
さらにクラブマネージャーモードも大幅に改良されたようで,年間を通したバジェットの設定はもちろん,スタッフの選定や選手のトレード,チームの基本戦略からフォーメーションまで,15年をかけて好みのチームに育て上げることが可能になった。
なお当然だが,選手が試合中に怪我をしてシーズン中の復帰ができなくなったり,怪我をさせたほうもイエローやレッドカードを受けて退場処分になったりするようだ。
2006年は現実のFIFA World Cupがドイツで開催されることもあり,会場のEAブースには,FIFA 2006を少しでも早く触ってみようと多くの若い男性達が詰め掛けていた。オンラインでの対戦モードも熱いが,FIFA 2006では"FIFAラウンジ"と名付けられた8人までのマッチアップシステムが新機能として加わっており,仲間が集まって優勝決定戦とシャレ込めるのである。
ユーロビートを中心に,世界中のサッカーファンご用達の音楽が数十曲挿入されており,PSP版ではミュージックビデオをプレイできるようになっていた。(奥谷海人)
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FIFA Soccer 06
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