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「NFS:Most Wanted」日本語版,2005年12月22日に発売決定
ニード・フォー・スピードシリーズ(以下,NFSシリーズ)の最新作である「モスト・ウォンテッド」(最重要指名手配者)は,そのタイトルが示しているように,パトカーとの壮絶なカーチェイスに焦点が当てられた刺激的なレースゲームだ。
「ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド」の流れを組む作品なので,市販車の違法改造やストリートレース,パトカーの登場といった基本要素はすべて盛り込まれているが,すべての面において大幅なパワーアップが施されている。
無事に逃げ切れれば問題はないが,もし警察に逮捕されてしまうと,減点やレースの中断,罰金,車両の没収(!)など,状況に応じたペナルティが課せられてしまう。危機的状況に陥っても,大抵の場合はどこかに突破口があるはずなので,できる限り悪あがきするのが正しいプレイスタイルといえるだろう。
「そんな危ないことはしないで,安全運転に徹しよう」などと考えてはいけない。本作では,警察のお尋ね者リストである「ブラックリスト」にランクインすることが,一つの目標なのである。プレイヤーは,それぞれ愛用のスーパーカーで街を疾走しているブラックリストランカー達とのレースに勝利し,ストリートでの名声を高めていくのだ。
最速タイムをはじめとする各種成績は,「ラップシート」に記録されていく。これはプレイヤーの実績と収集品のスクラップブックのようなもので,実績が一定以上になると,新しいマシンやパーツ,イベントやロケーションなど,さまざまな要素がアクティブになる仕組みになっている。
気になる登場車種は,40種以上。従来のNFSシリーズでもお馴染みのコンパクトカーに加え,ポルシェ カレラGTやBMW M3 GTR,メルセデス・ベンツ マクラーレン SLR,スバル インプレッサ,マツダ RX8などなど,世界中のスポーツカーが用意されている。そういった名車達を,性能だけでなく外見まで改造できるのだから,車好きには嬉しい限り。チューニング機能も大幅に強化されているので,NFSシリーズファンでもきっと満足がいくはずである。
グラフィックスに関しては,写真を見てもらえば一目瞭然だろう。映画「マスク」や「スター・ウォーズ エピソードI」などのビジュアルエフェクトを手がけている,ハリウッド屈指のアート・ディレクターHabib Zargarpour氏が映像表現を指揮しているだけあり,NFS: MWのグラフィックスは,ゲームシーン,ムービーシーンを問わず「お見事」の一言。実写とCGを融合させる映画の映像手法により,独特の美しさが表現されている。その映像美に興味のある人は,ムービートレイラーをチェックしてみるといいだろう。
なお,以前4Gamerでもお伝えしたが,NFS: MWにはJamiroquai,Mastodon,Static-X,The Rootsといった有名アーティストが参加している。グラフィックスだけでなく,楽曲にもぜひ注目してもらいたい。(大路政志)
- 関連タイトル:
ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド
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