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AoC暗黒大陸血まみれ紀行 / 第6回:スティギアそしてアキロニア,運命の戦いは続く
本ゲームは,成人指定(17+)のタイトルとなっており,流血などのゴア表現,暴力的な表現,裸体や性的テーマを含んでいます。記事中にそれらの表現を含む場合がありますので,ご注意ください。
連載記事は序盤のストーリーの流れを追っている関係で一部ネタバレ情報を含みます。ご注意ください。
初期マップであるTortageを脱出後,次なるDestiny Questに突入するにはレベル30が必要といわれ,ちょっとがっくりきたシュワちゃんも,Conarch Village〜Conall's Valleyのクエストを一気にこなして,ついにレベル30へと到達した。その間ソロプレイしかやっていないが,豊富なクエストとレベルが上がりやすいというゲーム性のおかげで,さほど時間もかからなかった。さあて,早速Conarch VillageのRhiderchの元に戻り,Destiny Questの続きに取り掛かるとしよう,クロム!
レベル30以降のDestiny Questは,Kalanthesから紹介されたRhiderchから始まる。Rhiderchに話しかけると,四つに分かれているというPhoenix Medalion(俺の記憶を取り戻す鍵だ)の一つ,“The Phenix of the South”の隠し場所は,Khopshef Provinceにいる女司祭Anataが知っているという。シュワちゃんがいるキンメリアのConarch Villageからだと,アキロニアのOld Tarantiaを経由してスティギアのKhemiに出て,そこからさらにKhopshef Provinceへと向かうこととなり,馬車と船を乗り継いでの長旅となる……というのは昔の話で,2008年7月17日のアップデートで,ハブとなる各国の首都にいる移動用NPCを使い,直接ほかの国の首都や近隣地域に行けるようになった。便利便利。
Khopshef Provinceは砂漠のオアシスに築かれた街といった風情で,BGMも中東風(エジプト風?)と,異国情緒がたっぷりと漂っている。砂漠というロケーションだけに,うろついているモンスターもサソリやコブラ,ハゲタカなどがおり,街の対岸のゴーストタウンにはアンデッドがうろちょろしているという剣呑な場所だ。
女司祭のAnataは,街の少し外れの木陰に立っていた。もう皺くちゃの婆さんのくせに,やけにシナを作って話すという不気味な女だ。なんでも,その昔は愛と性を司る神に仕えていたとか……。話を聞くと,東の山の頂上に洞窟があり,その中にThe Phenix of the Southが隠されているらしい。ただし一度中に入ったら,奥に進んで別の出口から出ない限り二度と外へは出られないという。その洞窟の出口についても,穴に落ちろとかなんとかいっており,どうにもよく意味が分からない。一抹の不安を抱えながらも洞窟へ。
洞窟の入り口は穴のようになっており,中に落ちるとハシゴやロープの類がないため,入り口からは二度と外へ出られないようになっていた。中にいた男に話を聞くと,出口にクリーチャーがいるため外に出られないらしい。しかも通常の方法では,そのクリーチャーを倒せないので,まずは洞窟内部の各所にあるブラックロータス(Black Lotus)を探せという。ブラックロータスの花の汁を使って,無敵のクリーチャーを弱めてやればよいらしい。
そこでまずはブラックロータスを探すために,ダンジョンとなっている洞窟をうろつくこととなった。洞窟の中にはAcheron Slaveという,Mark of Acheronで奴隷になった人間がうろついているので,これらを倒しながら進んでいく。苦戦するほどの敵ではないが,5体程度がリンクして一度に襲ってきたときには不覚を取って死んでしまった。死亡時のペナルティはないに等しいとはいえ,ダンジョンで死ぬと入り口付近まで戻されることとなる。規模の大きいダンジョンでは,また死んだ場所まで戻るのが面倒なので,やはりなるべく死なないようにしたい(それを逆手にとって,早く出口に戻りたいときにわざと死んでしまうという手もある)。
ブラックロータスを集めて持っていく祭壇には,Black Ring Arch Mageという魔法使いのボスがいた。戦闘中にコブラのような蛇を召喚してくるといういやらしい攻撃を仕掛けてくるが,それほど強くないのであっさりと倒せた。祭壇には生贄となったのであろう,両目をくりぬかれた男の死体が載っていた。こういったゴアな表現が随所に登場するのも,大人向けのMMORPGであるAoCならでは(Khemiでは,人間を飲み込んだらしい巨大な蛇がいたりもする。その蛇の口から,被害者の手が覗いているのだ)。
ブラックロータスを祭壇に使ってやると,いよいよ最大の敵との戦いだ。Blood Defiler Guardianという名前のボスクリーチャーは,生贄の血でできたプールに浸っており,そこにブラックロータスの花の汁をたっぷりと混ぜたために,いまや不死身ではなくなっている。戦闘はそれなりの激戦にはなるものの,特殊な攻撃はこれといってないので,ヒットポイントの多いソルジャークラスならば,さほど手こずらないはず。無事に倒せれば,The Phenix of the Southをガードしていたバリアの中に入れるようになるので,それをゲットして出て行けばOKだ。
外へ出るには,Blood Defiler Guardianの背後の崖から,下を流れている急流に飛び込むこととなる。女司祭のAnataがいっていた「暗闇の中に口を開けている穴に飛び込め」とはこのことだ。
洞窟の外へ出たら,また延々と歩いて帰るのは面倒なので,テレポート魔法のPath of Asuraで一気にキンメリアへ。そこで待っていたRhiderchにThe Phenix of the Southを渡すと,シュワちゃんの眠っていた才能の一部が蘇るというイベントとなった。ここではクエストの報酬として,体力を上げる,武器のアタックレートを引き上げる,体力の回復率を上げるのうちどれか一つを選べる。
どれを選ぶかは悩ましい選択だが,ここでは体力を上げるを選んでみた(どの程度体力が上がったのか調べるのを忘れてしまったのだが,ビックリするほど上がるわけではないようなので,あまり期待しないほうがよいかも)。
次なるDestiny Questをプレイするには,レベル40……ではなく,レベル50が必要となる。レベル30から50へと上げるには,さすがにそれなりの時間がかかるが,やはりクエストは豊富に揃っているので心配はいらない。引き続いてConall's Valleyでクエストの続きをしてもよいが,ここは気分を変えてアキロニアへ行ってみることにしよう。アキロニアへ行くには,Rhiderchの側に立っているWagoneer Mananという男に話しかければOKで,移動のための料金はかからない。
着いたところはハイボリア大陸最大の規模を誇る大都市,アキロニアのOld Tarantiaだ。キンメリアのConarch Villageからやってくると,まずはその大きさに驚く。建物の壁は白く瀟洒で,道行く人や警備の衛兵などは古代ローマ帝国風の服装をしている。街の規模はでかいものの構造はシンプルなので,地図を表示させながら動き回っていれば,道のつながりなどはすぐに覚えられるだろう。この街で覚えておきたい場所は,スティギア方面へ行く波止場,TraderやTrainerのいる場所,バインディングポイント,レベル30台半ばからの地下ダンジョンのOutflow Tunnels,レベル30台後半からのインスタンスNoble Districtなどだ。
シュワちゃんはレベル30なので,Old Tarantiaでのクエストは少しレベル帯からずれてしまっている。そこでWild Lands of Zelataへ向かう事にした。ここはレベル20台〜30代後半のクエストが揃っている場所で,Old Tarantiaの東南にある門から接続しているインスタンスゾーンだ。Old Tarantiaや,Khemiのほうまで足を伸ばしながらクエストをゴリゴリとこなしていったおかげで,わりと早くレベル50に到達,さっそくRhiderchに会いに行くことにした。
Rhiderchの話を聞くと,今回はMedalionの四つの欠片の3番目“Phoenix of the North”を探しに行くこととなるようだ。しかも,Tortageで出会った女魔法使いのMithrelleがそれを護っているというではないか。ついにTortageでの借りを返すときがきたようだ。Mithrelleと決着をつけ,Phoenix of the Northを手に入れるためにも,一路Eigrophian Mountainsへ向かった。
Eigrophian Mountainsは,雪が降り積もる高い山々が連なる高山地帯で,現時点ではゲーム内で最も北にある地方となっている。生息しているクリーチャーはレベル50〜60のCannibalという亜人間種族のほか,クマなどの野生動物だ。Cannibalというのは人食い種族を表す言葉で,その名の通り,こいつらの住処に行くと人の骨らしきものが転がっていたりする。
Mithrelleが護るPhoenix of the Northは,このEigrophian Mountainsの東端にあるIce Caveという洞窟の中らしい。洞窟の入口は分厚い氷で塞がれているため,中に入るにはこの氷を斬りまくって破壊しなければならない。NPCから聞いた話によれば,この氷の防壁は,ある夜に忽然と現れて洞窟を塞いでしまったものらしく,しかもその中からは夜な夜な女のすすり泣きが聞こえるとか。
洞窟の中は,これまたAcheronian Slaveがそこかしこにいるが,もはやシュワちゃんの敵ではない。片端から斬りまくって進んでいくと,ついにMithrelleが現れた。洞窟の入り口を塞ぐ氷の防壁は絶対に破られないという自信があったようで,こちらの姿を見てかなり驚いている。
ついにMithrelleとの戦闘となったわけだが,シュワちゃんが得意技とするCounterstrikeは,直接攻撃してきた敵に自動で反撃ダメージを与えるスキルだ。斬りつけてきた敵が,勝手にダメージを受けて自滅してくれるので戦士系の敵にはめっぽう強いのだが,Mithrelleのように魔法をメインで攻撃してくる敵には相性がよくない。結果的にはダメージを与える攻撃スキルを連発し,スキルで消費するスタミナをポーションで補いながらのごり押し戦となってしまったが,ついにMithrelleを倒してTortageでの借りを返した。
ところで,Phoenix of the Northは神像に嵌め込まれており,まずそれを取り出すことになるのだが,クリックするポイントが小さくてなかなか分からなかった。どうやら神像が手に持っている銅鑼のようなものの中央に嵌め込まれており,そこを正確にマウスでポイントしてやらないとクリックできないので注意しよう。
Phoenix of the Northを手に入れたら,例によってPath of Asuraでキンメリアへテレポート。そこで待つRhiderchに話しかけると,Old TarantiaでKalanthesに会えといわれた。あちこちに行かされるのが面倒だが,しょうがない。
Kalanthesに会ってみると,なんとシュワちゃんの功績を伝え聞いたコナン王からの褒賞の品を持ってきたという。しかもマントじゃないか! コレクターズエディション購入者特典のマントをつけた人が羨ましかったので,これはけっこう嬉しいお土産だ。
さっそく装備してみると……かなり地味だなあ,これは。AoCの装備品は,どれもこれも地味でいけない。レベルが上がるとそれなりに派手なものも登場するようだが,あまり着たくはないようなものばかりというのが正直なところだ。Funcomさん,ぜひ派手な防具を追加してほしい。今のままでは,地味すぎだ!
ヘルメットなどの頭用防具を装備すると,髪形や顔が隠れてしまう。それを防ぐには,Interface Optionの設定項目Basicの中にある「Hide my helmet」にチェックを入れよう。こうするとヘルメットを装備していても,見た目にはなにも着けていないように表示されるのだ。
NPCの敵から逃げるときに,そばに川か海があったらその中に逃げ込んでみよう。NPCの敵は,キャラクターが泳がなければならないような深みにまで追いかけてはこないのだ。ただし,歩けるくらいの水深だと追いかけてくるので注意。
さて,次のDestiny Questにはレベル60が必要となる。このクエストでは王様となっているコナンとの対面があるというし,プレートアーマーが着られるようにもなるレベルだ。Guardianしか装備できないプレートアーマーが,どの程度の性能を持っているのか,いまから楽しみでしょうがない。次回は,連載最終回でレベル60のDestiny Questを中心に話を進めていくつもりだ。さあ,さっそくレベル上げに行かなくては。では,また来週お会いしよう,クロム!
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Age of Conan: Unchained
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