イベント
ECO6周年を記念した「ECO祭2011」が開催。「SAGA16」のみならず「SAGA17」の情報も公開に
ステージでは,ECOの運営チームから“教授”こと寺田美絵氏と“ブリキング榊田”こと榊田 毅氏,そしてニコニコ生放送で放映されているECOの番組「えこなまっ!」のパーソナリティを務める竹内幸輔さん,原田ひとみさん,桜川めぐさんの3名の声優陣が,ECOにまつわる楽しいトークを繰り広げた。
ECO 運営チーム 寺田美絵氏。いつものTシャツ,ブラックジーンズ,エンジニアブーツというラフな格好から一転,ドレス姿で登場 |
ECO 運営チーム 榊田 毅氏。一見,ほかの登壇者と比べて地味な衣装かと思いきや…… |
榊田氏は,急遽作ったという手製の“ブリキング榊田”Tシャツを着ていた |
竹内幸輔さん |
原田ひとみさん |
桜川めぐさん |
「エミル・クロニクル・オンライン」公式サイト
「ECOスペシャル発表会『NEXT SAGA』」のコーナーでは,2012年におけるECOの展望とアップデート情報が公開された。まず寺田氏は,2012年のECOのテーマとして「育む」を掲げ,具体的に“キャラクターを育み,三次クロニクルジョブへ”“参加型コンテンツの充実によりコミュニティを育む”“既存コンテンツを改良し息の長いものへと育む”という3本の柱を挙げた。
まず次回アップデート「SAGA16」にて,新マップ「氷の地下都市」を実装する。このマップは設定だけが長らく知られており,ゲーム内でもチラ見せ程度の状態だったが,ここに来てようやく正式にお目見えとなる。寺田氏によれば高レベル向けのマップとなるとのことで,相応のダンジョンも設置されるという。
初心者にとってハードルが高いなどの課題を抱えていた「イリスカード」のシステムもリニューアルされる。「シンプルセッティング」では,カードのセッティングをナビゲートする仕組みを導入するとのことで,例えば装備アイテムに火属性を持たせようとするときには,それに対応するカードがピックアップされるそうだ。
また,特定のカードを組み合わせると特殊効果が発動したり,特殊スキルが付与されたりする「コンビネーションカード」を導入する。これは所有しているだけで使っていないなど,用途が限定されていたカードに新たな活用法をもたらす試みだ。
加えて,これまで事実上は機能していなかった「種族」の効果を発動できるよう,戦闘式を変更する。この変更により,特定の種族に効果の高い属性武具が登場することとなる。
ゲームに登場するモンスターのレベルや種族,属性など基本情報が記載された「旅人のメモ」機能も追加される。当初はデータベースという形だが,ゆくゆくはモンスターの討伐数をカウントしたり,あるいはプレイヤー各自が討伐したモンスターのデータが登録されていったりといった要素を追加したいと寺田氏は話していた。
さらに,少し気の早い話ではあるが次々回アップデート「SAGA17」の情報も少しだけ公開された。「回廊下層の迷宮」は,現在の「無限回廊」の先にあるダンジョンとのことで,三次職クロニクルジョブのみが進入できる。
しかし,誰かが最下層に棲息するボスモンスターの討伐に成功すると,ワールド内のどこかに特別なモンスターがポップするとのことで,三次職クロニクルジョブだけでなく,より多くのプレイヤーが楽しめるような内容になっているという。
騎士団演習のリニューアルでは,勝利軍に対する報酬の強化や,演習に参加していないキャラクターにも影響を与える仕組みの導入といったテコ入れが図られる。また一部ルールや新規ルールの追加なども検討しているという。さらに完全新規のマップも追加されるとのことだ。
また撮影したスクリーンショットを,クライアントを切り替えることなくTwitterやFacebookに投稿できる機能も実装される。
新規プレイヤー向けの施策としては,「ウェルカムワールド」の実施が挙げられた。これは,新規プレイヤー限定特典が用意されたワールドだが,既存ワールドのいずれかに接続されているため,新規と既存双方のプレイヤーが交流できるようになっている。なお,ウェルカムワールドに接続される既存ワールドは,1〜2週間の頻度で交代していくそうである。
また,スマートフォンアプリからECO本編を連動させる構想も明かされた。これはゴーレム露店を出す,あるいは飛空城ファームの作物の手入れをするといった,ECOのゲーム内の一部の操作を,スマートフォンアプリから操作可能にする仕組みだ。ただし現在は,各機能を一つ一つ検証している段階で,実装時期は未定となっている。
そのほか三次職クロニクルジョブのレベル65帯服や,各コンテンツのリニューアル/拡張/追加もアナウンスされた。
2012年の通年イベントとしては,「アルマたちと絆の樹」を実施する。プレイヤーは,人の姿になってしまったモンスター「アルマ・モンスター」の悩みを解決していく展開となるのだが,そのパートナーとして「ネコマタ」か「守護魔」を選べる。どちらを選ぶかによって,不思議な大樹「絆の樹」の育ち方に違いが生じ,そのあとの展開にも影響を与えるようだ。
また会場では,このイベントに登場する人型のネコマタ/守護魔と,2012年1月に登場するアルマ・モンスターが紹介された。
そのほか,ECOの物語がストーリーノベルやボイスドラマといったデジタルコンテンツとして提供されていくこともアナウンスされた。また「6thアニバーサリーメモリアルコンプリートサウンドトラック」は2012年1月11日に発売予定とのことである。
会場では,2011年を振り返る「ECO2011年プレイバック」や,勝ち抜いた観客にプレゼントが贈られる「ECO ○×クイズ」「じゃんけんタイニー」の各コーナーが設けられた。
「ECO2011年プレイバック」では,2011年のECOの歩みやアップデート内容が紹介された | |
声優陣の2011年のECOにまつわるエピソードも披露された。桜川さんは,「えこなまっ!」のテーマソングを挙げた |
また「ECOミニドラマ朗読会」のコーナーでは,3名の声優陣がECOのボイスドラマ「聖夜の贈りもの」を熱演。さらに「ECO祭2011 ミニスペシャルライヴ」では,桜川さんがティタのキャラクターイメージソング「粉雪ファンタジー」と,「えこなまっ!」のテーマソング「1・2・3でオンライン」を披露した。
イベントのエンディングでは,5名の登壇者がECOの6周年を祝うとともに,これまでゲームを支持してきたECOプレイヤーに感謝を述べて締めくくった。
「ECOミニドラマ朗読会」では,竹内さんが好青年のヨシュア,原田さんがおとなしい女の子カノン,桜川さんがツンデレ気味のレネットを演じた。最初はお互いミスマッチなのでは? と言っていた3人だが,来場者も納得の好演を披露した | |
最初は緊張気味だった桜川さんだが,ライブ終盤ではまさに熱唱を披露していた |
エンディングでは,ECO6周年を記念して作られたタイニー型のケーキも登場 |
竹内さんがケーキを食べる一幕では,「えこなまっ!」のワサビネタも披露 |
なおイベント終了後に,登壇した3名の声優陣に対するメディア合同インタビューが行われたので,その模様を以下に掲載しよう。
──今日のイベントの感想をお願いします。
僕は仕事でECOを始めたのですが,今は普通に一ファンです。ただただ好きでやっているだけなのですが,そういったファンの目線で仕事をできるのがこのイベントのいいところです。僕がイベントに出演するのももう4回目ですが,ただただ楽しかったです。
桜川さん:
今回,初めてイベントに出演させていただきました。私は「えこなまっ!」のパーソナリティの仕事がきっかけで,ECOをプレイするようになったのですが,まあハマリまして(笑)。自分でやってみることでハートフルな空気が分かりましたし,今回イベントに参加したことでさらに分かった気がします。初めてなので足を引っ張るところもあったかもしれませんが,ECOをこんなに好きなんだよ,という気持ちが少しでも出せていたらよかったです。
原田さん:
今年で6回目の出演になります。出演メンバーは初回のときから入れ替わっていますけれども,“ECO愛”は引き継がれているとすごく思います。この3人は,本当に一緒にECOを遊んでいて,「ECOやろうぜ」と呼びかければ,すぐに集まるんですよ。今も時間があったら,ずっとログインしていたいですし,またプレイヤーの皆さんともぜひ遊んでみたいと思えるイベントでした。
──今回,皆さんはECOとコラボしているブランド「FRILL」の衣装を着ていますが,感想を聞かせてください。
竹内さん:
こういう服を売っている店に入ったのは,生まれて初めてなんです。服の迫力に負けて,生まれて初めてブーツも買いました。普段はジャージにスニーカーなんで(笑)。こんな格好いい服で大丈夫かと思いましたが,これで外を歩くと注目を浴びて本当に気持ちいいですね。着ているもので気持ちが変わるものなんですね。
原田さん:
私は最初,白い服の予定だったんですが,めぐちん(桜川さん)に白を着てほしかったので,この服に変えてもらったんです。私は見ているほうが好きなので(笑)。ライブで,衣装がピラッピラッとなるところが見たかったんですよ。可愛いめぐちんが見られてよかったな,と。
私自身もこういう服装をすることがあまりないので,楽しかったです。
桜川さん:
声優冥利に尽きるな,と。女の子って,誰もがドレスを着たいと思うんですよ。プライベートではちょっと厳しいのですが,こうやってイベントで夢が叶って,「ECOありがとう」って感じです。
──桜川さんは,久々のライブを披露しましたよね。
桜川さん:
とても緊張してしまって,緊張のほうが勝ってしまうという不甲斐ない状態でした。でも歌っていて,皆さんの暖かさとECOを楽しんでいるんだという気持ちが伝わってくるライブでした。いい経験をさせていただきました。
──2012年,ECOをどうしていきたいですか?
これまでにもフェイスチェンジとか,釣りとか,ネコマタちゃんの擬人化とか,私の発言をかなり実現していただいているんですよ。今,ふと思いついたんですが,飛空城の庭から空中の敵を攻撃するような,空の戦いを見てみたいです。もしくは飛空城に乗っていると,空にいる何かに会えるとか。ECOの空は綺麗なので,プラスで何か広がりがあるといいですよね。
桜川さん:
初心者としてECOの魅力が分かったので,もっとECOをやってもらえるようなことを考えて発信していきたいです。恥ずかしながらまだ有料アイテムの購入方法が分からないのですが,今後はそういった部分にも踏み込んでいきたいですし,同じような人を引き込んでもいきたいです。
竹内さん:
僕は,ゲーム内で出会った人と一緒にゲームをするのはもちろん,“繋がり”を重視しています。2012年の目標は,一人でも多く友達を増やすことかな? 友達が多いって,何か格好いいじゃないですか。「ええ男やのう」と言われるようになって……できれば結婚もしたいです(笑)。
──ありがとうございました。
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