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[E3 2005#130]「Call of Duty 2」画面写真入手&ブースレポート
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印刷2005/05/23 18:08

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[E3 2005#130]「Call of Duty 2」画面写真入手&ブースレポート

 第二次世界大戦を題材にした人気FPSの続編「Call of Duty 2」(以下,CoD2)の画面写真を入手したのでさっそく紹介しておきたい。またそれと同時に,E3イベント当日にActivisionブースのクローズドスペースにて公開されていた"オマハビーチ編"ムービーについてもお伝えしていこう。

 まずはクローズドスペースで公開されていたオマハビーチ編"ムービーだが,銃弾飛び交う中でのビーチへの上陸から始まって敵塹壕の突破,そしてその後方にある曲射砲群の制圧といった,一つのゲームステージをそのままムービー化したような内容であった。
 揚陸艇から降り,銃弾が飛び交う中を進んでいくのは,映画「プライベート・ライアン」さながらの迫力。同じオマハビーチのシナリオを収録したタイトルというと,昨今の演出系FPSの先駆けである「Medal of Honor Allied Assault」などが連想されるわけだが,CoD2は最新のグラフィックスエンジンを使っているだけあって,キャラクターなどのディテールの細かさや質感などはもちろん,水面の水しぶきや爆発などといったエフェクトの表現力の素晴らしさには目を奪われるばかり。



 その場にいたスタッフに話を聞いた限りでは,CoD2で使われている新たなゲームエンジンは,天候や霧(爆煙)などといった自然環境の映像再現が大きなフィーチャーの一つとされているようで,演出面での利用はもちろんこと,スモークグレネードの追加などといった実際のゲームプレイに関係する要素でも応用されるとのことだった。ムービーの中でも,爆煙で視界が悪い中での銃撃戦や,スモークグレネードを撃ち込んでから小隊を前進させるシーンが収められていた。
 Activisionのプレスイベントで公開されていたムービーでも思ったことだが,機関銃の着弾地点近辺に上がるほこりで前方の視界が微妙に遮られるなど,パーティクル表現を積極的に使っていたのはエンジンの特性を利用した結果の模様。また水しぶきだけではなく,血しぶきにまで同じようなパーティクル表現が利用されていたのも印象的であった。
 またシングルキャンペーンについてだが,ソビエト軍キャンペーンは今作でももちろん用意されている。そちらはモスクワ攻防戦から始まり,スターリングラードなどを経て,ベルリン陥落までを描く内容になっている様子で,前回のムービーにて北アフリカ戦線のキャンペーンの収録が示唆されていたりすることから考えると,キャンペーンは少なくとも3つ(D-Day,北アフリカ,東部戦線)が用意されていることになる。前作のコンセプトを受け継いで,シナリオ的にもかなりボリュームのある作品になるだろう。

 最後にPCとは直接関係ないが,同じ「Call of Duty 2」の名を冠する「Call of Duty 2:Big Red One」について少し。話を聞くところによると,Big Red Oneは名前こそCall of Duty "2"と付けられているものの,ゲームエンジン的には旧Call of Dutyのそれをほぼそのまま使っているとのこと。Big Red OneがXboxなどといった現コンシューマゲーム機を対象としたタイトルであることを考えると,非常に妥当な話ではあるが,内容的にはモデリングとテクスチャをブラッシュアップした形であるようだ。とはいえ,ビッグ・レッド・ワン(アメリカ第一歩兵師団)といえば,当時,激戦を戦い抜いた部隊として知られる存在。興味がある人は,こちらの作品もチェックしておくとよいだろう。(TAITAI)

画像下段は,Xbox 360版の画面写真。Xbox 360がHD対応ということで,1280×720の解像度まで表示される
  • 関連タイトル:

    コール オブ デューティー 2 日本語版

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