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[E3 2005#130]「Call of Duty 2」画面写真入手&ブースレポート
まずはクローズドスペースで公開されていたオマハビーチ編"ムービーだが,銃弾飛び交う中でのビーチへの上陸から始まって敵塹壕の突破,そしてその後方にある曲射砲群の制圧といった,一つのゲームステージをそのままムービー化したような内容であった。
揚陸艇から降り,銃弾が飛び交う中を進んでいくのは,映画「プライベート・ライアン」さながらの迫力。同じオマハビーチのシナリオを収録したタイトルというと,昨今の演出系FPSの先駆けである「Medal of Honor Allied Assault」などが連想されるわけだが,CoD2は最新のグラフィックスエンジンを使っているだけあって,キャラクターなどのディテールの細かさや質感などはもちろん,水面の水しぶきや爆発などといったエフェクトの表現力の素晴らしさには目を奪われるばかり。
Activisionのプレスイベントで公開されていたムービーでも思ったことだが,機関銃の着弾地点近辺に上がるほこりで前方の視界が微妙に遮られるなど,パーティクル表現を積極的に使っていたのはエンジンの特性を利用した結果の模様。また水しぶきだけではなく,血しぶきにまで同じようなパーティクル表現が利用されていたのも印象的であった。
またシングルキャンペーンについてだが,ソビエト軍キャンペーンは今作でももちろん用意されている。そちらはモスクワ攻防戦から始まり,スターリングラードなどを経て,ベルリン陥落までを描く内容になっている様子で,前回のムービーにて北アフリカ戦線のキャンペーンの収録が示唆されていたりすることから考えると,キャンペーンは少なくとも3つ(D-Day,北アフリカ,東部戦線)が用意されていることになる。前作のコンセプトを受け継いで,シナリオ的にもかなりボリュームのある作品になるだろう。
最後にPCとは直接関係ないが,同じ「Call of Duty 2」の名を冠する「Call of Duty 2:Big Red One」について少し。話を聞くところによると,Big Red Oneは名前こそCall of Duty "2"と付けられているものの,ゲームエンジン的には旧Call of Dutyのそれをほぼそのまま使っているとのこと。Big Red OneがXboxなどといった現コンシューマゲーム機を対象としたタイトルであることを考えると,非常に妥当な話ではあるが,内容的にはモデリングとテクスチャをブラッシュアップした形であるようだ。とはいえ,ビッグ・レッド・ワン(アメリカ第一歩兵師団)といえば,当時,激戦を戦い抜いた部隊として知られる存在。興味がある人は,こちらの作品もチェックしておくとよいだろう。(TAITAI)
- 関連タイトル:
コール オブ デューティー 2 日本語版
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