プレイレポート
新世代のハック&スラッシュが登場! 北米版「Hellgate:London」プレイレポート<後編>
Hellgateの大まかなゲームシステムについては,先日掲載したプレイレポートの<前編>を見てもらうのが手っ取り早いが,一言でいうならば「新世代のハック&スラッシュの幕開け」を感じさせるタイトルである。10月中旬にHellgateのCBTに触れてから約1か月が経過し,現在も製品版のプレイを重ねるたび,その思いは強くなるばかりだ。
それではさっそく本題に入ろう。プレイレポートの後編となる本稿では,プレイヤーが選べる6種類のクラスなどについて解説していく。
Hellgateのクラスは,大別すると“Templar,Hunter,Cabalist”の3系統に分けられる。そしてそれらの支流として,さらに2種類ずつのクラスが存在する。つまり3系統,6種類のクラスが用意されているというわけだ。
基本的にTemplar/Hunter/Cabalistという3系統ごとに,装備可能なアイテムが分かれている。それらアイテムの中でも,武器タイプの違いは非常に重要で,武器次第でプレイスタイルががらりと変化する。ここはしっかり押さえておきたいポイントだ。
本稿では,まず最初にTemplar,Hunter,Cabalistにおける共通要素をざっくりと解説し,続いて各クラスの特徴を,主なスキルと共に解説していく。繰り返しになるが,Hellgateの概要について知りたいという人は,先にプレイレポートの<前編>に目を通してから,本稿を読み進めてもらいたい。
Templar(Blademaster/Guardian)
敵を捕捉すると,自分からの距離がメートル単位で表示される。この文字色が緑のときは,射程距離内であることを示している |
Diabloのような俯瞰視点よりもカメラワークを寄せた,三人称視点によるプレイフィールについてだが,実際の攻撃範囲は見た目の印象よりも左右に広くなっている。敵との距離さえキープしておけば,前方90度くらいは問題なく命中させられるので,プレイしにくいと感じることほとんどはない。
Templarは近接攻撃が基本ということもあり,ゲームに慣れるまではHunterやCabalistと比べて,武器選択の幅が狭いと感じるかもしれない。しかし近接攻撃用武器といっても,そのタイプや属性によってプレイスタイルが大きく変わるので,プレイしていて飽きがこない。
なお,武器種別は全武器に共通する要素なので,本稿の最後に簡単にまとめておいた。まだご存じでないという人は,先に見ておくとよいだろう。
Templarにとっての武器種別に関連したテクニックとしては,“Direct”系と“Splash”系の両方の武器を携帯し,状況に応じて使い分けるのがおすすめだ。これはとくに近接用の武器で顕著に表れるが,一般的にDirect系の武器は攻撃スピードが速めに,そしてSplash系は遅めに設定されている。そこで普段は(少数の敵に対して)Direct系の武器を使い,敵に囲まれた場合はSplash系に持ち替えると,両方の特性を最大限に生かせるだろう。
もう一方の,武器属性による状態異常効果も大切だ。例えば“Spectral”属性の武器による“Phase”が発生すると,目に見えてダメージが増えるのが実感できるし,“Fire”属性による“Ignite”効果も長期戦では重宝する。直接与えるダメージの量だけでなく,こういった特殊効果にも注目しつつ,状況に応じて武器を使い分けていこう。
■Blademaster
Blademasterが習得できる大半のスキルは攻撃にちなんでいるが,一口に近接攻撃といっても多彩なバリエーションがある。中でも“Matched Blades”(レベル5で習得可能)で二刀流が使えるのは,全クラス中Blademasterだけだ。ここに惹かれてBlademasterを選ぶという人も,けっこう多いのではないだろうか。
その一方で,(基本的に)盾を装備しないなどの理由から,防御力は低くなりがちである。しかも身を守るためのスキルがほとんど習得できないので,多数の敵に囲まれたりすると,意外とあっけなく倒されてしまう。強敵と戦うときはヒット&アウェイを心がけるなど,立ち回りに十分気をつける必要があるだろう。
Blademaster用の攻撃スキルは多いものの,使用時のモーションが比較的似通っているので,それぞれの効果の違いをきちんと意識しよう。まず,序盤から中盤にかけてのポイントとなるのは,それで敵を倒すと一定時間ライフが回復する“Sword of Restoration”(レベル1で習得可能)というスキルだ。回復用アイテムを使う頻度がぐっと減るので,左クリックに割り当ててもいいくらいに役立つスキルである。
複数の敵と渡り合う場合は,“Sword of Justice”(レベル1で習得可能)や,“Sweeping Strike”(レベル10で習得可能)がお勧めめだ。これらはたとえDirect系の武器を使っていたとしても,同時に複数の敵を攻撃できるのがポイント。
そして,「Diablo2」の経験者にはお馴染みの“Charge”(レベル5で習得可能)も忘れてはならない。最大で20mほどの距離を瞬時に詰めて攻撃できるので,遠距離攻撃が不得手なBlademasterにとっては,実にありがたいスキルだ。
これらBlademasterの攻撃スキルについて,効果の違いさえ知っていれば,実戦での使い分けはそれほど難しくはない。したがって他クラスよりは比較的戦いやすいので,アクションRPGに不慣れな人は,まず最初にこのクラスから挑戦してみてはどうだろうか。
Blademasterの攻撃用スキルは,武器速度に依存しないものが多い。“Very Slow”の武器は,こういったスキルとの相性がすこぶる良い |
Guardianと比べると,幅広い攻撃方法が用意されている。複数の敵と同時に戦う手段も豊富だ |
空中高く飛んで斬りかかるスキル“Heaven's Arc”を使った瞬間。状況に合わせたスキルを繰り出せるようになると,とてもサクサクしたゲーム展開となる |
■Guardian
防御系スキルの中でも特筆すべきは,左手に装備した盾で敵を殴り,スタン効果を与えるバッシュ系のものだ。レベル1で習得できる“Shield Bash”をはじめ,攻撃方法や対象範囲などが異なるバッシュ系のスキルをいくつも習得していけ,それぞれに使いどころが用意されている。
例えばShield Bashは,敵単体にしか効果を発揮しないがパワーコストが低く,使い方によっては「ハメ」に近い状況を作り出せる。そして,それはゲームが中〜終盤に進んでも変わることはない。
つまりHellgateは,たとえツリーの上位スキルを習得した後でも,下位スキルがお払い箱にならないというゲームバランスを実現している。スキル表をぱっと見ただけでは,ほとんどの人が気付かないであろう奥深さがここに秘められているのだ。
また,敵のターゲットを自分に向ける挑発系スキルや,周囲の味方全員に補助効果を与えるAura,プレイヤーなど,パーティプレイ向きのスキルを数多く習得できるのも,Guardianの特徴の一つだ。
Guardianは防御に秀でているものの,その一方で攻撃面が若干もの足りず,とくに複数の敵に対してはつらい展開になりがち。しかし,ほかのクラスのキャラクターと共に行動し,上述したタウントなどを積極的に使っていけば,スペック以上の活躍が期待できるのだ。
本作のようなアクションRPGは,基本的にソロプレイに適したゲームバランスであることが多く,今回のGuardianのように連携要素に重点を置いているクラスは,比較的珍しいといえる。MMORPGにおけるパーティプレイが好きだという人には,Guardianはオススメのクラスといえそうだ。
プレイスタイルによって,Guardianに適した育成ルートはがらりと変わってくる。方向性のバリエーションがBlademasterより幅広いぶん,しっかりした育成方針を持ってプレイしたいところだ。
Hunter(Marksman/Engineer)
Hunter用の装備は,武器/防具共に基本的にSF系のものが多い。高度に科学が発達した2038年のテクノロジーを堪能しよう |
Hunterが得意とする武器は銃器類で,これらの使用時は,画面に弾の散布界を示すオレンジ色の枠が表示される。この枠はリアルタイムで変化し,例えば走ったり,連射を続けていたりすると,手元がぶれることで次第に大きくなっていく。つまり同じ武器を用いても,キャラクターが置かれた状況によって命中率が刻一刻と変化していくのだ。
そのためプレイ中は,命中精度を高める(=枠を狭める)べく立ち止まったり,連射を止めたりしなければならない。TemplarやCabalistの通常攻撃は,比較的大ざっぱな照準でも命中させられるが,Hunterはそうはいかないのである。
Hunterが使う銃器類は,弾の散布界を示す枠の大きさや広がり方,さらには秒間発射数や弾道などがこと細かく違っている。例えば,散布界の枠が極めて小さいスナイパーライフルと,(放物線を描いて飛ぶため)散布界の枠があまりアテにならないロケットランチャーとでは,まったく異なる操作テクニックが求められるのである。
Templar用やCabalist用と比べて,Hunter用の武器のバリエーションは突出しており,同じスキルを使ったとしても,武器を変えることで新たな側面が見えてくる。ここが,Hunterをプレイしていてとくに面白いところだ。
画面中央に枠が表示されているのが分かるだろうか。仮にこの状態で発射しても,命中率はかなり低い |
武器のステータス画面には数字が表示されるが,実はこれは攻撃力ではない。マジック効果などを含めた,トータルバリューを示しているのだ |
螺旋階段を上からのぞきこみ,敵に狙いを定める。集弾率の高いスナイパーライフルであれば,このような芸当も可能だ |
■Marksman
Marksmanのスキルを代表するのはなんといっても,スコープモードで射撃する“Sniper”(レベル10で習得可能)だ。このゲームで銃器を普通に使う場合の有効射程距離は20m前後だが,Sniperの場合はこれが一気に50m以上にまで伸びる。画面内で視認できる敵はほぼすべて狙い撃ちできるといえば,Sniperがどれだけ凄いかが想像できるだろう。
さらに,敵に目印を付け防御力を落とす“Beacon”(レベル5で習得可能)を併用すれば,まさしく“One Shot, One Kill”を実現できる。このように,アウトレンジからの強烈な一撃を繰り出すための環境を整えられるのが,Marksmanの最大の強みだ。
視界が開けた屋外では,もとよりこれらのメリットを最大限に生かせるわけだが,屋内での戦いが苦手というわけではない。例えば,ガソリンが詰まったドラム缶を爆破させて近くにいる敵を燃やしたり,曲がり角の向こう側に手榴弾をうまく投げこんだりと,地形を生かしたいぶし銀の活躍も可能だ。また,銃弾に跳弾効果を付加させる“Ricochet”(レベル5で習得可能)など,屋内戦でとくに有益なスキルもいくつか習得できる。
Marksmanのプレイ時に大切なのは,敵との距離に応じて,スキルだけでなく武器を替えることだ。集弾率が低い武器もある程度敵に接近して使えば,そのデメリットをメリットに転換できる。「どのような状況であれば真価を発揮するのか?」という点を念頭に置きつつ,さまざまな武器を試してみよう。試行錯誤の末に生み出されるユニークな戦術が,きっとあるはずだ。
■Engineer
最初に紹介するDroneは,Engineerにとって,ペットというよりも分身に近い存在のロボットだ。レベル1で習得できる“Construct Drone”の段階では,ただ単にDroneを呼び出せるというだけ。しかし,レベルアップに伴って上位ツリーを習得していくと,次第にプレイヤーキャラクターと同様,さまざまな装備のカスタマイズが行えるようになるのだ。
先述したように,Hunter用の武器のバリエーションは非常に豊かなので,Droneのカスタマイズによって装備を選ぶ楽しさが倍増する。とくにレベル10で習得できる“Gun Retrofit”を習得し,銃器による攻撃を行わせた瞬間は,多くのDrone使いに鮮烈な印象を与えることだろう。
Droneに対しての回復や補助用のスキルがいくつかあり,その気になれば剣や盾を持たせられることから,これをタンク役として育てることも可能である。ただし,Droneにもステータスポイントの制限があるので,あまり無茶な装備はさせられない。そこが実に悩ましいところである。
もう一方のBotは,プレイヤーの頭上を浮遊する小型のロボットである。Droneと違ってライフゲージは表示されず,基本的に敵からの攻撃はいっさい受けない。そのぶんBotの役割は限られており,範囲内の敵を探知したり,味方をスピードアップさせたりと,サポート能力に特化されている。
Engineerは最終的に5系統のBotを呼び出せるが,それぞれの用途はまったくといっていいほど違う。Droneと比べて純粋な戦力としては計算しにくいが,例えばBotを敵に突撃&爆破させる“Concussive Crash”(レベル10で習得可能)など,主力スキルになり得るものもある。
Engineerにおけるプレイスタイルは,ロボットの運用や管理が主なものとなる。にもかかわらず,プレイ中にEngineer自身の戦闘能力が低いという印象は,まったく受けない。武器種別の幅広さと,これらをカスタマイズすることがいかに重要なのかが,ここにもよく表れている。
画面左側にいるロボットがDroneだ。これは初期段階だが,さまざまな装備でアップグレードできる |
こちらはDroneのステータス画面で,頭の上にちょこんとライフルが乗っかっているのに注目。ガトリング砲などを持たせると,それはもう凄いことになる |
Botはその役割によって幾つかのスキルに分けられ,最大で2種類を同時に操れる。スキルポイントが1でも十分役立つものも多い |
Cabalist(Evoker/Summoner)
このキャラクターが右手に装着しているのがFocusだ。Focusの外見は何種類かあるが,どれも不気味にウネウネと動く |
Cabalistを従来のイメージから逸脱させている大きな要因が,その手に装着された“Focus”と呼ばれるアイテムの存在だ。このFocusとは,Cabalistが多くのスキルを使うときに必要とする,魔道具のようなもの。武器として見たFocusはそれほどぱっとしないが,実はこのアイテムとしての強さが,スキルの効果に直接影響を及ぼしている。スキルレベルを上げるだけではなく,より強力なFocusを入手することでもスキルをパワーアップさせられるのが,Cabalistならではの醍醐味だ。
また,使用スキルの構成によっては,Focusを装備しないプレイスタイル(=Focus系のスキルを使わない)で進めることも可能だ。この場合は使用スキルの幅が狭まってしまうものの,その一方で実にユニークな遠隔攻撃用武器の数々が,選択肢として新たに加わる。
Hunter用の遠隔用武器がミリタリー/SF系だったのに対し,Cabalist用のものは科学と魔術をミックスさせているためか,相当ヘンテコなものが多い。敵をスタンさせたり,小さな虫の群れを飛ばしたり,敵を一時的に操って同士討ちをさせたり,電気ウナギを飛ばして巻きつけたりと,次はいったいどのような武器が登場するのかとワクワクしてしまう。これらの科学と魔術をミックスさせた武器も,Cabalistの大きな魅力の一つである。
そしてもう一つ重要なのは,Focusを含むCabalist用の遠隔攻撃用武器は,敵をある程度ホーミングしてくれるということ。Hunter用の銃器にある,弾の散布界を示すオレンジ色の枠は,Cabalist用の武器には存在しないのである(一部例外あり)。したがって照準合わせはHunterよりも容易なので,FPSが苦手な人でもプレイしやすいだろう。
例えば,Focusとハンドガンの両方を装備して戦うこともできる。またEvokerに限られるが,両手にFocusを装着することも |
敵を操り,同士討ちをさせているところ。こういったアクの強い武器を,どのようにして戦闘に生かすかを考えるのも面白い |
紫色の文字で“Requires: Focus Item”と書かれているのに注目。こういった専用スキルを除外すれば,通常攻撃の幅は一気に広がるが…… |
■Evoker
しかしEvokerは,序盤から結構な強さだ。そしてその反面,各スキルを使いこなすためのハードルが,ほかのクラスと比べて若干高い印象である。仮に初心者がEvokerを適当にプレイしても,なかなか強さを実感しにくいと思われるので,序盤で基点となる二つの攻撃用スキルを例に,基本戦術を紹介しよう。
レベル1で習得できる“Spectral Bolt”は,放った光弾が途中で7〜8個に拡散するという性質を持つ。光弾が一つの状態で敵に当てるより,拡散した後のほうがより多くのダメージを与えられるが,拡散弾を効率的に命中させるのはなかなか難しい。
つまり,敵との距離が近すぎても,また離れすぎてもダメなのだ。光弾が分離した直後に当てるのが理想で,具体的には敵との距離が10〜15mの状態で発射できるように,位置取りを調整するといいだろう。
もう一つ紹介する“Firestorm”(レベル1で習得可能)は,眼前に炎の嵐を生み出すというスキルだ。エフェクトは派手だが,効果範囲は狭く,ほとんど近接攻撃用のスキルといっていい。とはいえ,Evokerは防御力が物足りないので,迂闊に敵に接近するわけにはいかないのだ。
そこで,周りにいる敵を怯えさせる“Word of Fear”(レベル1で習得可能)や,敵に,攻撃対象(つまりプレイヤーキャラクター)のヘルスを回復させる呪いをかける“Brom's Curse”(レベル5で習得可能)などと併用してみよう。そうすることで,Firestormを安全に使うための環境を作り出せるのだ。
ここで触れた2スキルに限らず,Evoker用の攻撃スキルの多くでは,最大限に効果を発揮するための位置取りが重要になってくる。それだけに,思惑通りにスキルが決まると実に気分がいい。このテクニカルな要素に惹かれる人は,Evokerを一度プレイしてみるといいだろう。
■Summoner
そんなSummoner用のペットは,“Minion”と“Elemental”の2系統に大別される。Minionは一体しか召喚できないが,高い戦闘力を有するペットだ。レベル1で“Summon Carnagor”を習得してから,キャラクターレベルが10上がるごとにMinionのバリエーションが増えていき,最終的にはタンクやヒーラーといった四つのタイプから選べるようになる。
巨大なカメムシ(?)のようなCarnagorを初め,各Minionの外見は,はっきりいってモンスターそのものである。マルチプレイの最中は,それを知らないメンバーから反射的に照準を合わせられることもしばしばだ。しかし,各Minionには専用の強化スキルが用意されており,Summonerにとって頼もしく,大切な友達であることに変わりはない。長い間行動を共にしていると,次第に奇妙な愛着が湧いてくるから不思議なものだ。
もう一方のElementalは,複数召喚が可能なペット。単体での戦闘力はかなり低いが,使い捨て感覚で次々と呼び出していける精霊である。炎や雷,土といった属性ごとにElementalが存在し,スキルポイントを注ぎ込んでいくと,同時に召喚できる数が増えていく。スキルツリーの伸ばし方によっては,合計10体以上のElementalを使役することも可能で,その光景はなかなかの迫力だ。
ただし,Elementalを呼び出している間は,その数に応じて最大パワーの値が一時的に減ってしまう。Elementalの軍勢を維持し続ける場合,Summoner本人の行動の幅はかなり限られてしまうだろう。
Elementalで特筆すべき点は,召喚時に詠唱をいっさい必要としないことだ。例えば走っている最中や,他スキルを使用している状況でも,瞬時に呼び出せるのである。しかもモンスターの攻撃対象は,基本的にSummoner本体よりもペットを優先するため,防御に徹したSummonerはかなり生存力が高い。
なおSummonerの特徴として,召喚系スキルの使用時には,Focusを装備する必要がないことが挙げられる。Cabalist用に用意された,個性たっぷりの武器を実戦投入しやすいのは,Evokerに比べて大きな利点といえよう。
武器の種別について
武器のステータス画面を開くと,どの種別なのかが記されている。もっともオーソドックスな“Physical Direct”でも,スタン効果を与えられるのだ |
Hellgateに登場するすべての武器は,全5種類の“基本属性”のうち,一つに属している。そして攻撃を行うと,一定確率でそれぞれの属性に対応した特殊効果が発動するのだ。各属性と,付随する特殊効果の種類は以下のとおり。
・Physical(物理)系武器→Stun効果:硬直する
・Fire(炎)系武器 →Ignite効果:ヘルスが毎秒,最大値の5%ずつ減っていく
・Electrical(雷)系武器→Shock効果:大半のスキルが使えなくなる
・Toxic(毒)系武器→Poison効果:回復用のアイテムが使えなくなる
・Spectral(幽体)系武器→Phase効果:攻撃力と防御力が半減する
そしてもう一つ,基本属性とは別に“攻撃範囲”という要素もある。具体的には“Direct”(単体)と“Splash”(範囲)の二種類で,武器は必ずこのどちらかに属している。これは近接攻撃系の武器も同様で,例えば“Fire Splash”の剣を振るうと,周囲にいる敵全員に対し延焼ダメージを与えられる,というわけだ。
これらの二つの要素は,マジック効果ではなく,ノーマル品を含むすべての武器が持ち合わせているというところがポイント。ここに注目しながらModなどを活用し,自分のキャラクターに適した武器を作り上げてみよう。
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HELLGATE
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