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[G★2006#34]ほぼ「Hellgate:London」一色のHanbitブース
ブースに設置された試遊台は42台に及んでいる。そして,そのどれにも途切れることなくプレイ待ちの人がついているという人気ぶりだった。
試遊台のうち2台は,GeForce 8800 GTXのSLIでのデモが行われていた。ただ,Hellgate: Londonは,描画品質の割にかなり軽快なゲームに仕上がっているので,見ていてもさほどの違いは感じられなかった。とはいえ,こちらのディスプレイ解像度は2560×1600ドットである。それを軽々と動かしていたのだから,やはり効果は出ていたのだろう。ASUSTeKとNVIDIAの協力があるようで,試遊台のPCにも高性能グラフィックスカードが入っているものと思われる。確認してみたのだが,「かなりいいもの」というだけで,詳細は不明。ただ,使用しているマザーボードだけASUSTeKのA8N-SLIであると確認できたので,SLIでHavok FXを動かしていたのかもしれない。
ちなみに,43台めのPCは,GeForce 8800 GTXのSLIで,「Adrianne」のデモを展示していたのだが,こちらは意外なくらい注目されていなかった。
キャラクター作成では,性別とクラスを選択する。顔や髪型はかなりの数の中から選択できるうえ,身長や体型(横幅)も変更できる。このあたりはFPSよりもRPG要素を強く感じる部分だ。
キャラを作成して地上に出ると,廃墟と化したロンドンの街に,モンスターが群れている。Hunterを使っていると,ここから先はFPSそのものだ。モンスターを倒したり,周囲のものを破壊したりすると,ときどき武器などが出てくるので,必要なら拾う。拾ったアイテムはインベントリに入っている。アイテムごとに大きさや形が違い,インベントリのマス目に合わせて「ディアブロ」同様に管理することになる。
Hunterの持ち味となるのは,Drone(メカペット)だ。これは,Hunterのスキルを使用して作成する。最初は該当スキルがなくて作成できないのだが,レベル5くらいのキャラでは作成できていたようだ。なおスキルは,レベルアップ時に選択して上げていくシステムである。
このスキルを使うには,アイテムが必要になる。余分な銃があったらそれを指定してみよう。銃は消えてなくなるものの,その銃を使ったDroneができあがるのだ。頭部を見れば,どの武器が元になったのかがすぐ分かる。
当然,ここで使用するアイテムによって,Droneの性質は変わってくる。攻撃に参加するDroneもいれば,プレイヤーをひたすら回復するDroneもいる。また,DroneにもHPがあり,それが尽きると消えてしまう。なかなか面白いシステムである。
Hellgate: Londonは,今回の出展でも十分快適にプレイできたものの,まだ開発中ということで,ときどきハングアップしているPCを見かけた。40台もあれば,あちこちで止まることもあるのか,係員が慣れた様子でリセットして回る姿も見られた。現状の完成度は7割ほどで,今年中にはアメリカでクローズドβテストを開始する模様。最速でいけば,2007年の早い時期に,サービス開始となるようだ。今回の試遊では,RPGの部分にはあまり触れることができなかったが,今後の展開にも期待したい。(aueki)
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