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「信長の野望・革新」今週の情報は戦国ゲームの華”合戦”について
今回明らかになったのは,「合戦」の詳細だ。またそれに伴い,信長シリーズのファンには,少し驚くべき事実も明らかになった(まぁ想像していた人は少なくないだろうが)。というのは,本作は,内政,合戦,外交がすべて同じ時間軸でリアルタイムに進行するのである。本作の第一報で,RTSの影響について触れたと思うが,このシステムなら,広義のRTSとはいえるだろう。
ただ,常に時間が流れているわけではなく,コマンドを出すときには,ポーズ状態となる。つまり,時間を止めてコマンドを出し,また時間を流れさせて経過を見守り,次にコマンドを出したいとき(命令を与えていた武将が戻ってきたときなど)に,また時間を止めてコマンドを出す,という流れになる。
まずは,そのリアルタイムについて詳しく見ていこう。
■リアルタイム制について
これら7点は,時系列順に並んでいる。右上の画像を見た後,下の画像(上段左)を見ると,「町並」に施設を建設していることが分かるだろう。すると,小田原城の兵力が減ったのを察した隣国の太田家が,侵略してきた(上段中央)。この画像をよく見ると,青い線で囲まれた施設があるが,これは太田家の侵略に対して,罠を設置しているところだ。
上段右の画像では,太田家の軍勢が,まんまとその罠にかかったのが分かる。その結果,全部隊が混乱に陥ったので(下段左),迎撃に打って出ることに(下段中央)。またよく見ると,下段左の時点で小田原城の改築が終わっており,さらに下段中央の時点で,あらかじめ援軍を要請していた武田家が,騎馬隊を率いて太田家の居城を襲っているのが分かるだろう。こうなれば,もうこの戦いはこちらのもの。太田家は退却を始めた(下段右)。
■合戦全般について
もう少し細かく,合戦について解説していこう。この下の3点は,支城の建設について説明した画像だ。当たり前の話だが,本来合戦は,力攻めだけで勝てるものではない。そのあたりは本作でも考慮されており,力攻めでは兵糧を消費するばかりで,たとえ勝てたとしても,かなりの戦力を消耗してしまうようだ。
下の3点は,いわゆる「一夜城」を再現したシーンだと思われるが,つまり稲葉山城を攻略するために,木下秀吉が支城を建設しているわけだ。中央の画像を見ると,斎藤家が,秀吉の築城隊を狙って攻めてきていることが分かる。しかし護衛の柴田勝家隊の活躍もあり,無事に支城が建った(右)。
次の2点は,桶狭間を再現したものだろうか。今川家の大軍に攻め込まれた織田家(左)が,計略コマンドの「奇襲」を使って,今川義元の部隊を混乱させている(右)。この状態であれば,圧倒的な兵力差を覆せるかもしれない。
また,画面右側の部隊の状態も要チェックだ。真ん中の緑のバーは,"闘志ゲージ"。これが溜まり具合によって,下に表示された「戦法」がアクティブになり(やはり緑色になっている),発動可能な状態だと分かる。
上段中央,右の2点は,戦法「鼓舞」を発動したところ。コーエーの歴史ストラテジーファンには説明するまでもないだろうが,味方の"士気"を回復している。どうやらわずかな"闘志"で発動できるようだ。
下段の3点は,戦法が連鎖する様子を表している。「先駆け」「突進」「突撃」の三つの戦法は,先駆けが最も必要な闘志が少なく,逆に突撃が最も多くの闘志を必要とする。そのため,戦術として先駆けを連発するという手もあるが,ジッと耐えて突撃を発動させると,さらに「突進」→「先駆け」と連鎖的に発動し,結果相手に大きなダメージを与えられるのだ。
さて,この原稿を執筆している28日16時頃,ちょうど公式サイト(「こちら」)が更新された。シリーズファンならば,(言われるまでもないだろうが)公式サイトのチェックもお忘れなく。
なお次の情報は,カレンダーどおりなら5月6日だが,ゴールデンウィークの関係もあり,その翌週,5月13日となりそうだ。(Iwahama)
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