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[SOE 07]「Gods&Heroes:Rome Rising」がプレイアブルで展示
これまでリリースされてきたGods & Heroesのスクリーンショットは,かなりクローズアップで撮影されたものが多いのだが,実際はカメラを引いたほうがプレイしやすいようで,引いた画面では,全体にどこか「Diablo」を3Dにしたような雰囲気を漂わせる。それもそのはず本作のリードデザイナーは,Blizzard North在籍中に「Diablo II」のデザインチームの陣頭指揮をとっていたStieg Hedlund(シュティーク・ヘドランド)氏なのである。
カメラを引く理由はGods & Heroesのゲーム性にある。本作では,プレイヤーの操作するローマ軍人風のキャラクター以外に,“ミニオン”(minion)と呼ばれる部下を連れてプレイすることになる。Infantry,Skirmisher,Spellcasterの3タイプに分かれ,総勢4人の“軍隊”を形成することができるため,組織的にフォーメーションを組むといった戦略が必要になり,引いた画面のほうがプレイしやすいのだ。
彼らは死ねばそれまでの傭兵ではなく,プレイヤーの意思で捨てない限り,戦闘で死んでも蘇生させれ,戦闘中に個別に操作することも可能といった特徴を持っている。
プレイヤーは,2種類のチームカラーから一つを選択できる。いったん自分の配下となったミニオンは,すべて同じ色合いの衣装をまとうし,メイン画面では,自分の部下達の上にダイヤモンド型のアイコンがつくので,ほかのプレイヤーのミニオンと混同するようなことも少ないはずだ。ギルド戦などではミニオンを含めて何百ものキャラクターによる合戦が楽しめ,そうした大規模な戦闘がGods & Heroesの最もユニークなポイントになっている。
また,ゲーム開始時に選んだ守護神に対し,モンスターがドロップしたアイテムなどを貢ぎ物として捧げることでゴッド・パワーが得られるのだが,そうしたゴッド・パワーはそれぞれの神に合わせたユニークで強力なものになっている。ゴッド・パワーを満タンにするには相当な貢ぎ物が必要になるらしく,簡単に繰り出せるわけではなさそうだが,天から無数の矢が落ちてくるとか,敵の足元が割れてマグマが噴出するというようなスケールの大きな攻撃で,ハイレベルなモンスターの一団も一掃できてしまう。
コミュニティ管理にもユニークな試みが考えられており,現在「MyPep」と呼ばれているプレイヤー専用ウェブページが全員に提供される予定とのこと。ここで,自分のキャラクターを紹介したり,日記やクエストの状況を書き込んだりできるほか,ゲームと連動したアイテム管理を行ったりもできるのだそうだ。
Gods & Heroesは,その世界観やユニークなゲームシステムなど欧米産MMORPGの中でもかなり異色のタイトルで,今年リリースされるタイトルの中でも大きな注目を浴びそうだ。(ライター:奥谷海人)
- 関連タイトル:
Gods & Heroes: Rome Rising
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