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これは期待せざるを得ない。「APB: All Points Bulletin」のカスタマイゼーション・ツール「Expression Suites」の全容がわかるビデオが公開に
このExpression Suitesには,ゲーム中に用意されたスタンドからアクセスできるようになっている。ここでプレイヤーは,キャラクターの外観や髪型,衣装やタトゥーなどを変更できる。アンロックした車にペイントを施したり,自分でデザインしたデカールを貼り付けたりすることも可能。さらに,自分がファインプレイを行なった際に近くのプレイヤーに聞かせられる“自分だけのテーマ曲”の制作も可能になっている。
「Forza Motorsport」シリーズや「City of Heroes」,「Saints Row 2」など,自分のキャラクターの外観や乗り物を,細部までデザインできるカスタマイジング機能を持った作品はこれまでにも存在したが,APBのExpression Suitesは,さらにその上を行く,単独でプロ用のミドルウェアとして発売されていても不思議でないほど高機能なものとなっているようだ。このツールをいじっているだけでも数か月は遊べてしまうのではないだろうか。
このトレイラーによれば,APBでは,このようなツールを使って作成されるUGC(ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ)を非常に重要視しているという。ゲーム内では,自分で制作したデカールを敵地の壁にスプレーペイントしたり,自分の作曲した音楽をダンスホールで披露し,エモートを使ってみんなで踊ったりもできる。またこういったコンテンツを,ほかのプレイヤーに販売することも可能になっていて,映像中では,自分の作った物を街中のビル広告で宣伝したり,自分がペイントした車をショールームに展示したりといったシーンも見られる。
E3時の取材記事で触れたように,APBは欧米では珍しい“時間単位での課金”システムも取り入れたフレキシブルな料金プランを用意している。また,3時間ごとに音声付きのプロダクト・アナウンスメントが流される形のゲーム内広告が存在することも最近発表され,本作は全体的に,これまでのオンラインゲームとは毛並みが異なった作品に仕上がるようだ。
APBは,北米では6月29日,ヨーロッパ圏では7月1日にローンチされることになっている。現在のところ日本での発売予定はないものの,Expression Suitesの持つ高いカスタマイズ性能や,「Grand Theft Auto」シリーズばりのクライムアクションには興味津々なゲーマーも多いはず。今後の展開に期待したいところである。
「APB: All Points Bulletin」公式サイト
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APB Reloaded
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