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[韓国ゲーム事情#293]「NAVYFIELD」のライト向けリメイク版が登場
「NAVYFIELD」のライト層向けリメイク版,「PEARL HARBOR」が登場(2005/1/17)
Text by Kim Dong Wook特派員
現在日本国内でサクセスがサービス中のNAVYFIELD(以下,NF)は,韓国生まれのオンライン専用海戦アクションゲーム。マルチプレイ環境で,相手の行動を先読みしながら行う砲撃戦が人気を博し,韓国では"2002年大韓民国ゲーム大賞"で最優秀賞の"国務総理賞"に選ばれるなど,韓国/日本の両国で話題を呼んだタイトルである。
一方,韓国のゲームポータルサイト「Mgame」でオープンβサービスが開始されたPEARL HARBOR(以下,PH)は,NFをライトゲーマー層に合わせてリメイクしたもの。NFが獲得した多くのミリタリーファンだけではなく,より広い間口でプレイヤーを獲得するために制作されたタイトルだ。
今回発表されたPHの特徴は,シンプルな操作インタフェースと,NPCを加えて遊べる多彩なミッションルームの存在だろう。
まずPHのインタフェースは,キーボードとマウスの併用を前提としていない。以前からNFには,戦艦の砲の操作に"若干の慣れが必要"という意見が寄せられていた。プレイヤースキルは幅が広いため一概には言えないが,少なくとも,(ゲームの)初心者がすんなり馴染めるレベルのものではなかったわけだ。
そこでPHでは,上記の問題を考慮して,基本的に"マウスのみ"で操作できるように変更。また同時に自動ターゲッティングの機能を盛り込むことで,操作の大幅な簡素化に成功した。"クリックゲーム"的発想を,ミリタリーアクションタイトルに盛り込んだというわけである。
また本作の最大の特徴は,一つのバトルルームで最大128人が戦うNFとは異なり,5〜6人のプレイヤーがチームを組んでNPC艦船の撃沈を目指すという,クエスト形式のミッションだろう。つまりNFが,団体戦のPvPなのに対して,PHはCoop(協力プレイ)がメイン。NPCの動作パターンも豊富なため,同様のミッションを何度も繰り返しプレイしても,退屈さは感じないように設計されているという。
海戦戦略オンラインゲームをより手軽に楽みたいプレイヤーはPHを,PvPも含めてある程度以上遊び込みたい人は既存のNFを,という具合に,うまくプレイヤーの住み分けができるかどうかに注目したい。またとあるオンラインゲーム専門家は,海戦シミュレーションというジャンルの普及にも期待できるとしている。
「NAVYFIELD」
→公式サイトは「こちら」
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「PEARL HARBOR」
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