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[E3 2006#177]気になる時間制御の使い方も見えてきた「Time Shift」
時間をスローにしたり,止めたり,はたまた逆戻りさせたりといった荒技が可能なSF FPSで,そういった機能が実際にどのように使われているかに注目が集まっていた。
その点を見る前に,まずは本作の基本的な設定を確認しておこう。主人公Michael Swiftはアメリカ政府からの任務で,時間制御装置によって過去へと送られる。その後,元の時代に戻ってきたものの,その光景はすっかり変わり果て,自分の家族は殺されていた。主人公は悲しみに打ちひしがれ,復讐のため武器を手に取り,時間制御スーツを身にまとって孤独な戦いを始める,というわけだ。
今回は銃を奪われた敵の動きを見せてもらったが,「ハッ」と手元を見,左右をキョロキョロして,最後は頭を抱えてふさぎ込んでしまう敵の姿は,なんともいえず可哀想であった。戦場で出会いたくない男である。
そして最も気になる時間の逆転については,崩れ落ちた橋を瞬時に元に戻して渡るといった分かりやすい使い方のほか,変わったところでは,複数の部屋から飛び出してきた多数の敵を元に戻し,部屋に踏み込んで一人ずつ始末していくといった,ちょっと頭のいい使い方もあるそうだ。
話を聞いていて確信したのだが,やはり本作が面白いか否かは,この時間逆転のアイデアがどれほどゲームに盛り込まれているかにかかっているだろう。
展示されていたバージョンは,派手な色彩でバリバリ動いていたため,もう発売は間近だろうと思われたが,リリース時期は2006年内としか決まっていないとのこと。ぜひ確実に年内に遊べるよう,開発のほうは時間を逆転させないでがんばっていただきたい。(Kawamura)
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