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[韓国ゲーム事情#276]韓国初のオンライン競馬ゲーム「競馬王」
韓国初のオンライン競馬ゲーム「競馬王」(2004/12/10)
Text by Kim Dong Wook特派員
新生ゲームデベロッパであるRhoceo社が開発中の競馬王は,最近韓国でブームとなっている"スクリーン競馬場"(※1)をオンライン化したゲーム。といってもスクリーン競馬場のようにレースだけを楽しめるのではなく,一般的な競走馬育成シミュレーションのように,プレイヤーが直接馬の育成を行い成長させていく要素も取り入れられ,注目されている。
競馬王の特徴は,以下の通り。
・Bettingシステムと"マバター"システム
競馬王では,競馬の魅力の核心部分ともいえる"Betting"(つまり博打)について,単式,複式,連式など現実の競馬同様のシステムで楽しめる。もう一方のマバターとは,馬(韓国語でMAと発音)とアバターを合成した造語。つまり本作には,競走馬を育成する要素も取り入れられている。
・対戦システムとアイテム
プレイヤーが育成した馬(マバター)は,ほかのプレイヤーの馬とレースで対戦させられる。このレースには最大12頭の馬が参加でき,プレイヤー達はマスクや眼帯,鞭,鞍といった馬具アイテムを使って自分の馬を飾ることも可能だ。なおこれら馬具アイテムは,レースに関係するパラメータに影響するため,上位の"乗群"(※2)に入るためにも重要な要素とのことだ。
・現実味のある競馬
競馬王では1日に平均400回ものレースが行われ,プレイヤーはいつでも自由な時間にオンラインに接続し,レースのBettingに参加できる。実物の競馬のデータをベースに作り上げられたシステムを搭載しているので,競馬ファンにも十分楽しめるものになっている。
(※1)スクリーン競馬場……大型スクリーンに3DCGによる実写風の競馬レース映像を流し,Bettingする場所として人気の施設。PC Bangの人気によって閉店に追い込まれたゲームセンターの数多くが,このスクリーン競馬場になっている。主に40〜50代の中年層の男性に新しい遊び場として人気で,今では全国に600店以上存在し,市場規模は400億円ほどと推測されている。ちなみに韓国では,競馬は日本と比べてイメージが悪く,おじさん世代の"悪い遊び"として認識されている
(※2)乗群……または勝群といい,つまり日本の競馬でいう"グレード"のこと。日本でGIからGIIIまで分けられているように,韓国でも競走馬が分類されていている。
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